今回は【the 比較級】の話です。通常、最上級と違って比較級の場合は構文に[the]を使ったりはしませんが、この形を作るものが3パターンあるので紹介します。
the+比較級①:2者のうちの1つを表す表現
- He is the tenderer of the twins.
- His family belongs to the upper class.
1つ目は比較対象が特別な形のところで「比較対象が2つの最上級」として話したものです。忘れてるなって思う場合は戻って復習してください。
そのときは単に[two]という単語を使ったけれど、今回は「双子」という単語にしてみました。このように、最初から2つあることを示す単語もよく使われます。
couple(カップル)とかね。tenderは「優しい」という単語。erで終わる形容詞は比較級になるとさらにerがつくんでした。
それと、純粋な比較の文ではないけれど、「成績上位の生徒」みたいに形容詞の中に比較表現が入ることもあります。
要は「上の方の◯◯」と言っているもの。上がいたら下もいるわけで、このように2つに分けたうちの片方と言いたいときに使う表現です。
そこで例文の下も「上流階級に所属している」この成績の話と全く同じ。こんな感じで【the 比較級】がくるときもあります。
the+比較級②:all the比較級とnone the比較級
【the 比較級】の形、続いては【all the 比較級】・【none the 比較級】という2つの熟語です。1つずついきます。
- He said nothing, and she got (all) the more angry.
- = She got (all) the more angry because he said nothing.
まず、【all the 比較級】は「その分ますます〜」という意味になります。「その分」ってなんの分?ってことで、その内容が[for]や[because]で表されます。
例文は「彼は何も言わなかったので、彼女はその分ますます怒った」、恋人同士のケンカでよくあるやつ。
例文でも分かるとおり、becauseは接続詞でforは前置詞です。後ろが文ならbecause、名詞だけならforという区別になります。
- She was none the cuter for her cosmetic surgery.
- I love her none the less for her faults.
次に【none the 比較級】の方、こちらは「その分だけ〜ということはない」という意味です。
例文はそれぞれ「彼女は美容整形をしたが、その分可愛くなったというわけではなかった」、「彼女には欠点があるが、それでも僕は好きだ」です。
【none the less】だけ熟語的に覚えておくと便利です。lessにはならないという意味だからね。
the+比較級③:The 比較級〜, the 比較級…
・The more the teacher talked about history, the more interested I became in it.
最後、超重要な熟語として【The 比較級〜, the 比較級…】を必ず覚えてください。「〜すればするほど、ますます...」という意味でよく使われます。
特徴はもちろんthe比較級が2つ出てくること、そして文頭に1つ目があることです。文頭に【the 比較級】があれば、これの可能性は結構高い。
そこで、もし文の最初で見つけたら、一度読むのを辞めて後ろに同じ形がないかを確認するようにするといいよ。
この表現は会話でもよく使われます。「彼女を見れば見るほど、ますます頭から離れなくなる」とか、「金を持っていれば持ってるほど、いい」みたいに。
あとは、「お茶を飲んでいる人が多ければ多いほど、ガンのリスクが低い」みたいに研究の話とかでも全然普通に出てくるわけ。
なので学校の難易度に関係なくよく使われるので、絶対に覚えておいてほしいと思います。例文の訳は「先生が話せば話すほど、私はますます歴史に興味が出てくる」です。