比較基準の作り方と不規則変化する形容詞・副詞まとめ

今回は比較の基準の作り方です。比較基準を単にasとasの間に挟めばよかった原級と違い、前回やった比較級と次回やる最上級では形を少し変えなければいけません。そのルールをまとめます。

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比較基準の作り方

比較級の比較基準は、【er型】と【more型】があるという話を前回しました。これは次の最上級でも【est】と【most】になるだけで、話は全く同じです。

では、この2つをどう区別するかというところから始めましょう。この整理を行うに当っては、基本は【er型】で、特別な場合に【more型】になると思っていてください。

more型になる

そしたら、【more型】になる場合をまとめます。次の3パターンです。

3音節以上

まずは3音節以上の単語はmore型になるというルールです。音節とはざっくり言って母音の数のこと。母音が3つ以上ある長い単語はmore型、中学でも習う一番基本の原則です。

したがって、たとえば「より重要!」と言いたいときはimportantが3音節以上なので、more importantとします。もちろん「一番重要」ならmost important。

接尾語

続いては「形容詞や副詞を表す接尾語がある単語はmore型になる」です。感じが部首によって何となく意味のグループを作るように、英語にも共通の感覚を表す文字列があります。

たとえば【~tion】。これで終わる単語はほっとんどが名詞です。information(情報)・education(教育)・attention(注意)とか。パッと思いつくので当てはまらないのはmention(〜を述べる)くらいじゃないかな。

こんな風に形容詞や副詞であることのサインとなる接尾語もいろいろあって、それらは単語の最後にあるのが重要なので、erを加えたりしません。前にmoreをつけます。

-ing / -ed / -ful/ -ous/ -ish/ -less/ -tive/ -ly副詞くらいを覚えておいてもらえれば十分でしょう。ingとedは分詞から生まれた形容詞のサイン。形容詞にlyがついたものは通称ly副詞と呼びます。

特別なもの

【more型】になるものの最後は例外的なものです。あまり見ないので、often(しばしば)とbitter(苦い)くらいを知っていれば問題ないかなと。betterじゃなくbitterだからね。

er型の作り方

上の3つに該当しなければ、あとは【er型】と思って大丈夫です。ただし、こちらには今度くっつけ方のルールがあるんです。

「3単現のs」みたいなやつで、基本はそのままerをつければいいだけですが、語尾が①e・②子音+y・③短母音+子音・④erの4つはちょっと確認が必要です。

それぞれ、語尾がeのときはrだけを追加する・子音+yはyをiに変えてからerをつける・短母音+子音は子音を重ねてerをつける・erの場合は変だと思わずにerを加えてください。

  • fine-finer-finest
  • happy-happier-happiest
  • hot-hotter-hottest
  • clever-cleverer-cleverest

不規則変化の形容詞・副詞

・I read more books than you do.

もう1つ、「不規則変化の形容詞・副詞」の話をします。動詞の過去形や過去分詞で不規則な変化をするものを覚えたことがあるはず。write-wrote-writtenみたいに。

この比較にも上で述べた【er型】と【more型】のどちらも当てはまらないものがあるんです。たとえば前回、可算名詞と不可算名詞は両方とも[more]でいいという話。

これは可算名詞につく[many]と、不可算名詞につく[much]が、どちらも不規則変化する単語で、共に比較級の形が[more]となるからでした。

この不規則変化は単語自体も簡単だし、何よりも数が多くありません。もちろん比較の問題として出されやすいから目にすることは多いと思うけれど、さっさと覚えて確実に解けるものとしましょう。

「良い」と「悪い」の形容詞・副詞

1つ目は「良い」と「悪い」。「良い」の場合は形容詞ではgood、副詞ではwellを使いますが、比較級になると両方betterになります。最上級ではbest。

反対の「悪い」も同じく形容詞はbadで副詞はbadlyですが、比較級は共にworse(ワース)、最上級はworst(ワースト)です。

この「悪い」についてはもう1つ[ill]もあり、これもworse・worstになります。ちょっと盲点になりやすいので気をつけましょう。

「多い」と「少ない」の形容詞・副詞

続いては「多い」と「少ない」。こちらはすでに原級と比較級の説明の中で話したし、さっきも触れました。
「多い」は可算名詞のときがmanyで不可算名詞と動詞につくときはmuch。そしてどちらも比較級はmoreで最上級はmost。

注意が必要なのは前回やった「動詞がlikeやloveのときはbetterを使う」のルールです。このときだけはmuch-better-bestという変化をします。超特別。

一方の「少ない」に関しては同じようにfewとlittleの区別がありました。可算名詞のときがfewで、その他はlittle。

こちらで注意なのは、fewとlittleが同じ比較級・最上級にならないこと。few-fewer-fewestと規則変化をし、little-less-leastの不規則変化をします。

この区別が必要だから劣等比較はめんどくさいんです。

「遅い」

最後が[late]。「遅い」の意味だけど、これには「時間が遅い」と「順番が遅い」の2つのがあって、どっちの意味になるかで比較級・最上級の形が変わってしまうんです。

  • 「時間が遅い」:late-later-latest
  • 「順番が遅い」:late-latter-last

ちなみに、「順番が1番遅い」ってのは、場面によっては「最新の」って捉えることができます。だから「最新刊」は[the last number]と言います。

それから、僕もよく使っているけれど、2つのものを先に出して「前者は〜、後者は…」と言ったりします。これは[the former]と[the latter]と言います。英文でもよく出てくるので、ぜひ覚えておきましょう。

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