高校ネットゼミの日本史講義を始めます。どれだけ歴史を面白く語れるか、そして同時に信じて読んでくれた受験生が点を取れるようになるか、とにかくこの2つをこだわりたい。
今回は第0講としてちょっとオリエンテーション的な話、どんな特徴を持った講義なのかを話したいと思います。
歴史の教科書が嫌いだった。
まずは僕の話をちょっと。僕は自分が受験勉強をしているとき、日本史が好きじゃありませんでした。
なんたって教科書がつまらない。事実を淡々と語られるだけで、なんでそんなことをしたのか、その人はどんな性格だったのか、その辺りが全然見えてこない。
カッコよく言えば、人間の泥臭さみたいなのが全然感じられなかったんです。もうちょっとドラマを見るみたいに感情移入できる感じが欲しいなと思っていました。
さすがに高校生のときに「人間の泥臭さ」みたいなことは思わなかったけどね。
しかもつながりが全然分からない。一見きれいに書いてあるように見えるけど、「え、なんでそんなことが起きたの?」みたいなところが全然なかったりする。
とにかく教科書を読んでもまっっったく興味がわきませんでした。
いろんなことを知ると面白くなる
ところが、大学に入っていろんな本を読んだり映画を見たりしていると、「え、そうだったんだ!」みたいなことにたくさん出会います。特に歴史は本当にいろんな場面でちょっとしたエピソードが語られるもの。
そうしている間にもっと知りたいと思ったし、こういうふうに教わっていたら、最初から興味津々で聞いてただろうなって思いました。
もちろんそんな授業は時間がいくらあっても足りないし、参考書にしたってページがいくらあっても足りません。分かるんだけど、やっぱり面白いことは必要だと思うんです。
ネット参考書ならできる
この「本当は話すといいけど、現実的にはムリ」問題を解決できるのがネットの力です。ブログ形式ならいくらでも書くことができるし、動画も画像もいくらでも使うことができます。
さすがに余談すぎるだろって内容は別のページに書いてリンクを貼っておけば、気になる人だけ見てくれればいいものになる。
こういったネットの特性をフルに使い、面白くて使える参考書を作り上げたいと思います。
講義は新課程に対応
2016年から全ての科目が新課程に対応しました。もちろんこの講義も新課程に対応させています。その点はどうぞご安心を。