たとえば「EXILEにはたくさんのメンバーがいて、そのうちの何人かが歌を歌う」ってことを言いたいとします。
「その」の部分はもちろんEXILEを指すけれど、述語であるsingの主語はEXILEではありません。EXILEの中の何人か。この「そのうちのいくつか」を表す表現が今回のテーマです。
目次
数詞 of which
・There are many men, forth of whom sing.
・He lent me two books, neither of which I have read.
上でも言ったように、関係代名詞の節内が先行詞の一部のみを指しているとき、関係代名詞の前に「数 + of」が加わります。
気をつけるべきは2点。まず数字は【数詞】で書きます。普通にワン・ツー・スリー・フォース・フィフス…と書いてくれればOKです。
もう1つは関係代名詞の格です。例文は上が主格で下が目的格の文ですが、ofの後ろ、つまり前置詞の後ろなので、必ず目的格で書かなければいけません。上をwhoにしてはダメです。
それから、この表現は必ずしも数字で表すとは限りません。「そのうちの多く」や、例文のように「そのどちらも違う」といった表現もあり得ます。あとは強調のために「その全部」とか。
したがって、【many】や【all】【neither】等もofの前にくることがあることを、ちょっと覚えておいてください。
【所有物 of which】も同じ用法
所有格の関係代名詞で【所有物of which】の形でも書けることを言いました。説明の順番の都合で分けて話したけど、この2つは同じ用法です。
黒いサングラスを含めてタモリと言うように、持ち物だってその人の大事な一部だと考えます。
コメント