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第2文型と第3文型〜補語と目的語の詳しい話と、oneselfの役割

文型を個別に見ていくシリーズ、2回目は第2文型と第3文型です。SVにもう1つ加わった文型であるこの2つが、どのような点で異なるか、その違う部分にはそれぞれどんな知識が必要かをまとめます。

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目的語と補語の違い

第2文型と第3文型は、それぞれ【SVC】と【SVO】の形でした。まずは改めてOとCの違いは大丈夫でしょうか?動詞の後ろにある文の要素が、主語とイコールならC、ならなければOでしたね。

OとCになれる品詞も大事です。Oは名詞しかなれないのに対し、Cは形容詞もOKでした。もしちょっとでも怪しいと思ったら、必ず品詞の働きを見直すこと。

では、実践という意味で次の2つの文を訳してみましょう。writerは作家。pipeはパイプ、タバコの超豪華版みたいなやつね。

  • He became a writer.
  • A pipe becomes a writer.

becomeは「〜になる」という意味でまず覚える動詞ですが、これは第2文型のときのものです。「海賊王に俺はなる!」は、結果的に「俺=海賊王」が成立してますよね。

だから上の例文は「彼は作家になった」でOKです。ただ、下の文はそうはいきません。「パイプが作家になる」はずがない。それはファンタジーの世界だけ。美女と野獣とか。

becomeには他動詞として「〜に似合う」の意味があります。なので、例文は「パイプは作家に似合う」の意味でした。せっかくなのでぜひ覚えておこう。以上がまずOとCの区別でした。

補語は名詞か形容詞か

次に、Cに入る単語を選びなさいと言われたらどうするかを話します。「彼は病気だ」と言いたいとき、次の2つのどちらが正しいでしょうか。

  • He is illness.
  • He is ill.

「彼=病気」と言えるから、第2文型の文になることは大丈夫。これは補語に名詞を選ぶか形容詞を選ぶかの問題です。ちなみに【形容詞+ness】は必ず名詞になるので、知っておくと便利。

この問題、たぶん下を選んだと思います。絶対に聞いたことがあるからね。正解です。大事なのはその理由。なんで上の文じゃダメなんでしょう。

名詞を補語にする場合、【S=C】が厳密に成立していなければなりません。この場合に名詞で書いてしまうと、彼=病気自体だ、つまり彼は病原菌だという意味になります。バイキンマン的な。

それに対して形容詞を使う場合、そこには【S=Cの状態】という意味合いがあるんです。今回言いたいのも、彼は病気の状態だってこと。だから形容詞を選ぶんです。

そしたら、もう少し紛らわしい例を見てみましょう。「彼は健康だ」の文です。もちろん、ここも「健康」を形容詞として書かなきゃいけないところ。すると以下のようになります。

  • × He is good health.
  • ◯He is healthy.
  • ◯He is in good health.

「健康」を英単語にすると、名詞が「ヘルス」で形容詞が「ヘルシー」になります。illとillnessと違ってちょっと分かりづらいけどね。

補語になる前置詞+名詞

  • ◯He is in good health.

もう1つ正解の文を出しました。しかも使えないよと言ったばかりの名詞のヘルスを使ったもの。でも、この文のように前置詞がついていれば使えるときがあるのです。

前置詞+名詞は必ず修飾語と言いましたが、実はこのように補語にもなることができます。何故かと言うと、そもそも修飾語とは形容詞と副詞を合わせた呼び方だからです。

名詞の説明になっていれば形容詞と、それ以外の品詞の説明になっていれば副詞と呼ばれるだけ。そして形容詞として働くなら、補語になることもできるというわけです。

ただし、基本的には前置詞+名詞といったら修飾語とだけで覚えておきましょう。特に最初のうちはこの話を無視してくれていい。

スラスラ読めるようになるまでは、前置詞+名詞を見たら何を修飾しているかを考える、そのクセがあることが何よりも大事です。

前置詞+名詞の登場回数が多い文、今後実際にこの補語のパターンを見ることもあるでしょう。だからこの早い時期に説明だけはしておきました。

ただ、この文法講義ではこの1回しか出しません。基本を当たり前にできることを先に目指していきましょう。では、頭を切り替えてもう1度大事な話に戻ります。

S=Oを可能にする~self

補語と目的語に関する最後の話は、【S=Oにしたいとき】です。もちろん、通常はこれが成り立たちません。主語とイコールになるのは補語。

ただ、主語と目的語をイコールにしたいときも出てきます。たとえば「自殺した」。自殺するという単語があるわけでなく、この場合は「Sは自分を殺した」と表現します。

こういう主語と目的語がどうしても一緒になってしまう場合のために、特例措置とでも言うべきやり方があって、それは目的語に【-self】をつけるものです。

次の例文を通じて、第3文型のOでも、第4文型のOでも使えることを確認しておきましょう。「休憩を与えられる」ってのは、要は「休憩を取って♪」って意味ですね。

  • He killed himself last week.(彼は先週自殺をした)
  • You can give yourself a break.(あなたは自分に休憩を与えられるよ)

第2文型の主な動詞と表現

では、第2文型でよく使われる動詞や表現をまとめていきます。第2文型は「S=C」の形を中心に、【定義・状態】【知覚】【変化】の3パターンを作ります。

だから、ただ読み進めるときは「S=C」でOKだけど、詳しく意味を取ったり、和訳の問題に答えるときなどは「〜だ」「〜と感じる」「〜になる」などにしましょう。

第1文型のときと同じく、以下の単語たちを見たら「第2文型かもな〜」って思いながら続きを読めるようになるといい感じになっていきます。

状態系

be(〜である)・hold・keep・remain・stay(〜のままである)

知覚系

look appear(〜に見える)・sound(〜に聞こえる)・smell(〜の匂いがする)・taste(〜の味がする)・seem(〜に思われる)・feel(〜の感触がある)

変化形

become come fall get grow turn(〜になる)

本来は自動詞だが、that節のみ目的語に取る動詞

最後は第3文型。こちらは文型のところで話した通り、決まった訳のルールはほぼありません。ひったすら単語帳を覚えていくしかない。

ただし、目的語がthat節のときだけ、その動詞は【思考】【発言】【認識】系のどれかと決まっています。that節が何かはまた追々話しますが、ここでは【that SV】の形と思っておいて。

したがって仮に動詞の意味が分からなくとも、後ろにthat節があった場合は、「〜と思う/言う/感じる」と訳せば意味を通せるんです。

今回はその中で、普段は自動詞だけどthat節のみ目的語として置ける動詞を紹介します。that節が置けた印象から、単語もOKと思うとバツになるので注意の単語です。

それと、正確には第3文型ではないけれど、【be + 形容詞 + that節~】という形で「(that節の内容)を〜と思う」系を意味するものたちがあります。

前回、【There is ~】の話をしたように、be動詞は意外と使い方が複雑です。一番最初にやるものだからついナメがちだけど、苦手な人にとっては混乱するポイントの1つだと思います。

だから、こうして様々な場面で使われ方を紹介します。個々の表現を積み重ねていき、最後に比較の話をするところで、その全体像が見えるような作りにしているつもりです。

今回の【be + 形容詞 + that節~】は、Oが文のときは【that節】で、単語のときは【前置詞+O】で書きます。「明日雨が降ること」は文で、「明日の天気」なら単語。

この前置詞までを覚えておくと使えるので、これを最後に紹介して終わりたいと思います。

「言う・思う」系の動詞

think・hope・agree・complain・insist・dream

about系

be anxious(〜が不安である)・be worried(〜が心配である)・be concerned(〜が気がかりである)

of系

be aware(〜に気づいている)・be proud(〜に誇りを持っている)・be afraid(〜を恐れている)・be conscious(〜を意識している)・be ignorant(〜を知らない)

今回のまとめ

以上で第2文型と第3文型はおしまいです。この2つの文型の違いであるOとCに関する話を中心に進めてきました。

もう1つ、この2つにはVが自動詞か他動詞かの違いがあることも忘れないでください。

前回、第1文型の中には間違えやすい自動詞の話があるよって言ったけれど、同じように第3文型には「自動詞と間違えやすい他動詞」の話があります。

こちらは次の次の回で「文型学習の中で覚えておきたい動詞の語法」としてまとめてあるので、順番にやっていきましょう。今回は以下の5つの話をしてきました。

  1. 目的語と補語の違い
  2. 補語は名詞か形容詞か
  3. S=Oを可能にする~self
  4. 第2文型の主な動詞と表現
  5. 本来は自動詞だが、that節のみ目的語に取る動詞
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