文型から文の意味を考える〜英語が簡単である本当の理由

このページを見てくれているということは、おそらく英語が苦手な人か、これから勉強をしようと思っている人でしょう。単純に得意だったら別に読む必要がないもん。

もちろんできる方に読んでいただいて「この講義はよくまとまっているね」って言われたら、心の中でガッツポーズするとは思う。でもそれは目的じゃあない。

一人でも多くの人に「なるほど!」って思ってもらいたいし、理想的なのは高2までは勉強をサボっていた人が、これを使って大学受験で大逆転をかましてくれること。

ということで、英語に長けているわけでない人に、英語って難しくないんだよってことを伝えるのが今回のテーマです。

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英語は鬼畜じゃない

前回、英語は文型によって動詞の意味が決まるので、文型を考えないのは英文をテキトーに訳してるのと同じって話をしました。

せっかく貴重な時間を使って勉強するのに、そんな一か八かな読み方をするのはやめようね。少なくとも文型を意識すれば避けられるんだからさと。

ただ、その大事さに気づいたところで、同時にまた新たな悩みを持ったのではないでしょうか。文型ごとに単語の意味を覚えなきゃいけないのか!って悩みを。

ただでさえ1000や2000という数の単語を覚えなきゃいけないのに、さらに文型ごとになんて言われたら発狂するでしょう。

もちろんムリに決まってます。僕もできません。でも大丈夫だからこうして書いているんです。

ここで思い出してほしいのは、英語が世界共通語であること。17.5億人の人が使ってるんですよ、そんな暗記ばっかりの鬼畜な言語なはずがないでしょ。

ちゃんとマスターしやすいように英語はできているんです。

英語が簡単になる文型の使い方

どうして英語が簡単だと言えるのか。それは「同じ文型ならなんとなーく同じような意味になるように、単語の意味がまとめられている」からです。

第2文型の訳し方

たとえば「品詞の働き」のところで「S=C」という話をしました。実はこれが一番分かりやすい例です。英語のやさしさの典型。

どんな動詞であれSVCの第2文型だと判断できたら、もうその文は「SはCだ」という意味で理解していい。

もちろん厳密に言えば動詞によって意味は異なるよ。「彼女はかわいくなった」と「彼女はいい匂いがする」は両方第2文型で書くのが普通だけど、意味は全然違うよね。

でも「彼女=かわいい」、「彼女=いい匂い」という、「S」と「C」がイコールの関係であることは変わらないんです。

知らない動詞が出てきたとしても、そこで試合終了にならないのっては大きくないですか?

第1文型の訳し方

同じように、文型さえ分かれば意味が通じるのが第1・第4・第5文型です。第3文型だけは残念ながら共通項がありません。どれだけの語彙力があるかの勝負になります。

ただ、他のは文型が分かれば意味が通じる。第1文型は「存在する」か「移動する」のどちらかとなります。例文で確認します。

  • He got to the station. 彼は駅に着いた
  • This word derives from Latin. この語はラテン語に由来する

下の文はシス単からそのまま借りてきました。「到着する」「由来する」は、「いた」「きた」と訳してもまあ意味は伝わりますよね。

他にもあるけれど、それは第1文型について詳しく話すところでまた触れます。まずはこの2つで訳すと押さえておく。

第4文型は「人に与える」

続いて、第4文型(SVOO)は「人に○○を与える」が中心的な意味です。giveやtell、showといった単語が第4文型の文を作る主な動詞。

「与える」「言ってあげる」「見せてあげる」といった感じで、知識や経験やモノを相手に与えるときに使います。

「あげる」を連呼しているけど、別におしつけがましい印象はありません。あくまでもO1にO2を渡すという意味で言っています。例文を挙げてみましょう。

  • He gave her a ring. 彼は彼女に指輪を渡した
  • She teaches me a English. 彼女は私に英語を教えてくれる

たとえgiveやteachを知らなくとも(それはタダの勉強不足だけど)、彼女と指輪が、あるいは私と英語がイコールでないことが分かれば、その文は第4文型と判断できます。

そうすれば、彼女に指輪が渡ったこと、私に英語がやってきたことは伝わるのです。

逆に目的語が分からなくても、giveやshowが第4文型を作る動詞であることを知っていれば、彼女や私に何かが渡されたんだなってことは分かる。

どんな動詞が第4文型にになるかについても、もちろん第4文型の説明の中で伝えるので心配なく。

第5文型は「O=C」

もう1つの第5文型(SVOC)、これも文型判断ができるだけで訳せてしまいます。ただ、こちらは2種類あって、簡単な区別だけは知っていなければいけない。

まず動詞が「言う」「思う」「感じる」といった意味の動詞だった場合、その文は「SはO=Cだと言う/思う/感じる」という意味になります。

一方、それ以外の動詞ならば「SはOをCにする」という意味。多少意味が変わっても、「O=C」は同じ。その状態を主語がどうしたのかを文脈で予測しましょう。

  • I found her very cute. 私は彼女がメッチャかわいいと気づいた
  • He made her happy. 彼は彼女を幸せにした

findは「気づく・分かる」という意味。もう1つのパターンとしてはmake OCという形を出してみました。これは学校とかで習った人が多いのではないでしょうか。

どちらもO=Cが成り立っている文であることを確認した上で、「言う・思う・感じる」系かそれ以外かを考えるのです。

findの語法

ちなみに、findは第3文型では「探す・見つける」の、第5文型では「気づく・分かる」の意味になります。文型によって意味が変わる動詞の典型例です。

今回のまとめ

以上で今回の話はおしまいです。単語を覚える努力はものすごく必要です。でも過剰「単語を覚えないと」と思って不安になる必要は全然ありません。

英語なんて余裕っしょ!とは言わないけど、でも正しく怖がることができればそんなに心配しなくて大丈夫。

なんせ17.5億人が話せるものなんだから、気楽にかまえましょう。 今回は以下の6点を話しました。

  1. 文型が分かればある程度は文の意味が分かる
  2. 第1文型は「存在する」か「移動する」
  3. 第2文型は「SはCだ」
  4. 第4文型は「O1にO2を与える」
  5. 第5文型は「O=Cと言う・思う・感じる」or「SによってOはCとなる」
  6. findは第3文型と第5文型のパターンがある
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