自動詞と他動詞の違い〜英文法を解く鍵なので常に意識しよう!

みんな大好きなYouTubeにはたくさんの文法授業がアップされているし、月々980円でプロの授業がいくらでも見れるスタディサプリがあって、いくらでも勉強ができる。

でも、1回で全て理解できるなんてことはなくて(できたらyouは天才です)、何回か見ていく必要があります。そうなると、動画のメリットはちょっと疑わしい。

動画は分かりやすい反面、見るのに時間がかかるもの。生産性が高いとは言えません。
そこは文字の方が圧倒的で、60分の講義を全て文字起こしして読んだら、おそらく10分くらいで読めるはず。

それだったら5回読んでよく理解してしまい、残りの10分は息抜きがてら笑える動画を探してた方が、よっぽど良い時間を過ごせるんじゃないというのが僕の持論です。

勉強はできるようになるし、面白いものを人に教えてあげることもできる。そっちの方がお得だと思いません?人生に笑いは不可欠だけど、別に授業に求める必要はないよね。

英語の土台シリーズ、最後は「自動詞と他動詞」です。今回も短い話では決して無いけれど、ここまでが分かれば英語の背骨が完成です。あとはいろんな骨を乗せていくだけ。

何回も何回も読んで、書いてあったことに関してはどんなことを質問されても大丈夫な状態にしてみましょう。損はさせませんよ。

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自動詞と他動詞の違い

英語の動詞には2種類に分ける方法が3つあります。もちろん最初に習うのがbe動詞と一般動詞の区別。そして2つ目の区別が今回の「自動詞」と「他動詞」です。

この区別は英語を正確に読み、そして点を取るためには鬼のように大事です。特に受動態・不定詞・動名詞・分詞・分詞構文・関係詞については、この知識なしでは読み解けません。

「重要文法全部じゃん。。。」って思ったでしょ。そうなんです、だから本当に大事なんです。

この2つの違いは、一言で言えば「目的語を必要とするかどうか」。目的語は動詞の後ろにあって主語とイコールにならない名詞でした。それがあるかないかの違いです。

次の2つの例文は、どちらも「私は京都へ行く」という同じ意味の文です。でも動詞が「go」と「visit」で違うし、上の文には「to」があるのに下の文にはそれがありません。

  • I go to Kyoto.
  • I visit Kyoto.

昼飯とランチみたいに、同じ意味を表す言葉が複数あることについては、あまり違和感はないと思います。ただ、前置詞があるのとないのとでは状況が結構違う。

下の文では「京都」が目的語になっているのに対し、前置詞+名詞はセットで修飾語だったので、上の文には目的語がありません。

つまり、goとvisitは同じような意味を表す単語でありながら、goは目的語を置かない動詞で、visitは置く動詞という違いがあるのです。

ここで、自動詞と他動詞をそれぞれ次のような定義で押さえておきましょう。

  • 他動詞:後ろに目的語が必要な動詞。動詞によって1つの場合と2つの場合がある。
  • 自動詞:後ろに目的語を置けない動詞。

「他」と動く他動詞は目的語が必要です。必ず必要。それに対して「自分」で動く自動詞は目的語を置けません。置かないんじゃなくて置けないんです。

逆を言えば[I go.]という文はOKだけど、[I visit.]は不可。そこで終わらせると「。。。どこへか言えよ!」っていう空気が流れます。必ず目的語を置くこと。

反対に自動詞のときだってどうしても目的語を使いたい場合が出てきます。例文のように「○○へ行く」と言いたいときがまさにそう。

そういうときは、目的語を置くスペースを作ってあげればいい。動詞の直後に置くことはできないけれど、目的語にはもう1つ、前置詞の目的語というのがありました。

だから例文でも[to]を入れて「京都」を置くスペースを作ってあげているのです。

この講義を最初から読んでくれている素敵な人の中には、日本語のパターンは4つで英語のパターンは5つ、なぜズレがあるんだと気になった人がいるかもしれません。

それはすごくいい気づきです。そしてその答えは、日本語では同じ意味でも、英語では第1文型と第3文型の2つに分かれるからなのでした。

自動詞と他動詞の判断方法

自動詞と他動詞の違いが分かったところで、次はそれをどうやって判断するのかが問題になります。

一番便利な判断方法は、その動詞に対して事情聴取をしてみることです。具体的には次のように判断をしてみてください。

  • 「何を?」「誰を(に)?」と聞きたくなるものは他動詞
  • 「どこで?」「いつ?」「なんで?」「どうやって?」は自動詞

なぜこれで判断できるかというと、「何・誰?」の答えは名詞になるからです。それ以外の答えは副詞になるので、目的語になることがありません。

たとえば、[I love]ときたら、すかさず「誰!?」と突っ込めます。だからその答えを目的語に書いた[I love her.]が正しい文で、loveは他動詞と分かる。

あるいは、[I make]ときたら、やっぱり「何を!?」と突っ込める。だからmakeも他動詞だと分かる。この2つの質問ができるときだけ、目的語があると考えましょう。

両方を持ち合わせる場合

ただし、この「事情聴取判断法」は完璧ではありません。というのも、動詞は全て自動詞か他動詞かに分類できるわけではなく、両方の顔を持っているものが多いからです。

たとえば、[study]は「〜を勉強する」という他動詞のときと、「勉強をする」という自動詞のときがあります。[read]も「〜を読む」と「読書する」の場合がある。

特に自分だけでできてしまう行動は、このように自動詞のときと他動詞のときの両方がある場合が多いのです。

ちなみに文型の判断のときに使った[run]は、第3文型のときは「〜を走らせる」という意味で、それが会社の場合は「経営する」の意味になっていたのでした。

「場所」が目的語になるとき

また、「どこで?」が目的語にならないと言われると、さっきの例文で出てきた[vist]が他動詞である意味も分からなくなっているはず。

これはvistが場所を目的語として扱う例外単語だからです。その話をするために、もう一度[I go to Kyoto.]と[I visit Kyoto.]の文の話に戻ります。

この2つはたしかに同じ意味だけれど、どこが最も強調ポイントかという点で、若干印象が違います。昼飯とランチだってオシャレ度合い的には印象が違うでしょ?それと同じ。

[to Kyoto]と[Kyoto]の違いは、前者が修飾語であるのに対し、後者はれっきとした文の要素だということです。つまり、後者の方がちょっと強いんですね。

だから[I visit Kyoto.]は「京都!」って部分に強調がある。そして[I go to Kyoto.]は「どこかに行く!」っていうところを強調している。

この2つだと分かりづらいかもしれないけど、[I arraived at the station.]と[I reached the staion.]だともっと分かりやすい。どちらも「駅に着いた」です。

[arrive]は自動詞で後ろが修飾語になるため、「着いた!」ってことが重要。駅を目指すことは最初から決まっていたのでしょう。とにかく到着したことをメインに伝えている。

一方で他動詞の[reach]だと、「駅なう!(死語)」がメインです。世界一周とかしている間は、「どこまできたか」が大事だよね。アメリカなのかアフリカなのかとか。

このように「場所」をきちんと伝えるときは目的語にします。ただ、それを表せるのは例外的な動詞。

vistは中学で習う動詞なので返って盲点になる場合があるけれど、オススメの単語帳であるシス単には、reachのところにわざわざ他動詞と書いてあったりもする。

単語帳が重要な役割を果たす

今の話からも分かる通り、自動詞&他動詞の区別には単語帳がとても重要な役割を担います。それもreach等の特別な単語が載っているだけではない。

見分け方の話をしたけれど、だいたいの動詞は「このパターンで使われることが多い」ってのがやっぱりあります。それは知っていたほうが早く読めるよね。

単語帳は入試の問題を分析して作っているものなので、やはりこの一番大事な使われ方がきちんと書かれています。

なので、たとえ自動詞・他動詞の両方の使い方があったとしても、単語帳に「〜を」のようなニョロニョロがついていたら、その単語は他動詞として頭に入れておきましょう。

また、普段から動詞を見たときにちょっと意識するクセを持っておくと、やはりできるようになるのが早い。

ここから先、英文を精読していくときは主語に下線を引いて「S」、動詞に「V」等を書いていくと思います。

その際に「V」だけではなく、他動詞なら「Vt」まで、自動詞なら「Vi」まで書くようにするのはどうでしょうか。

今回のまとめ

以上が自動詞と他動詞の話でした。正直、他の文法の話をするまでは、そこまで重要性を実感できないかなと思います。

でも必ずそれを痛感するときがくるので、しっかり押さえておいてください。今回は以下の話をしました。

  1. 他動詞は後ろに目的語が必要な動詞。目的語が大事。
  2. 自動詞は後ろに目的語を置けない動詞。行為が大事。
  3. 「何を?」「誰を(に・と)?」と聞きたくなるものは他動詞
  4. 「どこで?」「いつ?」「なんで?」「どうやって?」は自動詞
  5. 「場所」は副詞が基本だが、目的語として扱う例外単語もある
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