比較の「差」の表し方〜比較構文の前に置く表現①

ここまで、原級・比較級・最上級の基本的な形を説明してきました。ここからは、これらの比較の表現を使っていろんなことを表す方法を1つずつ紹介していきます。

まずは比較の「差」を表す表現です。原級も比較級も最上級も、それだけでは「同じ」とか「〜以上」とか「1番」という比較対象の関係しか説明できていません。

その違いがどれくらいかは分からないのです。

それを説明するのが今回話す「差」の表し方。基本的なことは同じだけど、どの級かによってちょっとずつ違うのでそれぞれを見ていきます。

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原級の「差」を表す表現

  • He is almost as tall as I.

まずは原級の「差」を表す表現です。はっきり言って原級は全然大したことない。加えたい、あるいは強調したい意味の単語を構文の前に置けばそれで終了。

「ちょうど(同じ)」と言いたければ[just]や[exactly]を、「完全に(同じ)」なら[ quite]を、「ほとんど(同じ)」なら[almost]や[nearly]を、「だいたい(同じ)」なら[about]を使いましょう。

比較級の「差」を表す表現

  • He is much taller than I.
  • He is taller than I by three inches.
  • He is three inches taller than I.
  • (×) He is very taller than I.

続いては比較級の場合。こちらは2パターンがあります。1つは原級と同じく構文の前に置くもので、これがやっぱり基本パターン。ただもう1つ比較級だけのパターンとして、文末に置くやり方もあるんです。

比較級は原級と違い、明確に「こっちがより〜だよ!」っていう言い方になります。どれくらい「〜」なのかを表したいとき、「かなり」とか「わずかだけど」みたいな単語を入れるでしょう。

それらを表すために、例文の1つ目のようにだいたい次のような単語を入れてください。much / still / even / a lot / a great deal / some what / any / a little / a bit。

それから、3cm高いみたいに具体的な数値を入れたいときも当然あります。同じようにそのまま入れ替えて大丈夫。2つ目の例文がこの形です。

具体的な数値を入れるときはもう1つ、て3つ目の例文のように[by]をくっつけて文の最後に置く方法もあります。

これが比較級だけのパターンのことで、ここに入るのは具体的な数値だけ。much等のざっくりした単語は置けないので注意してください。

それから「かなり」っていう意味を入れたい場合、[very]を最初に思いつく人がいると思います。ただ、残念ながらveryは比較級では使えません。

あと、もう「かなり」のレベルを超えて違うっていう場合。たとえば近所の山とエベレストくらいの差があるっていうことを表すときには[far]を使います。

  • [例外] There are many more foreign tourists than before.

最後、強調する比較基準が可算名詞の数のとき、much ではなく manyが使われます。もちろんルールとしてはmuchなんだけど、口語的に使われたのが定着してしまったので、これは従うしかありません。

最上級の「差」を表す表現

  • This story is by far the most interesting.
  • Winter is the very best season for skiing.

最後は最上級。最上級自体は「1番◯◯」という意味だけど、そこに「かけ離れて」的な意味を加えたいときに[much]や[by far]、[far and away]といった表現を入れます。

注意点は2つ。まずは置く位置は[the 最上級]の前です。比較級につられて[~est]の前にしてはいけません。[the]がある場合はそれも最上級の比較構文ですから。

それと、比較級では[far]を使うとたった今言いました。そして最上級では[by far]という表現が出てきます。これはちゃんと区別しようね。[far]だけなら比較級、[by far]なら最上級。問題になりそうでしょ。

あと最後、最上級では[very]を使うことが可能です。これも比較級と異なるところ。[the very best]って言ったら「最高です!」って意味になります。ただし、この場合はtheの後ろなので注意!

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