おすすめの英単語帳〜最低限確認したい3つの条件

大学受験に取り組む受験生にとって、英単語帳はやっぱり重要です。ただなんせビックリするくらい種類があって悩んでしまうでしょう。毎年順調に数が増えています。

そこで、今回は僕オススメの単語帳と、それを選ぶにあたって何を条件として考えたのかという話をします。自分で手にとってみて良さそうなやつを選ぶというのも大事な選び方だけど、外見が良くて中身がない奴がいるのは人間も単語帳も一緒。出来れば誰かのアドバイスを聞くのがいいと思います。

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英単語帳を選ぶ際に確認すべき条件

①自動詞と他動詞の区別が書いてある
②1冊にまとめた作りになっている
③自分の志望校のレベルに合っている

はじめに、「CDはなくていいの?」って言われそうなので触れておきます。これについては「英単語の覚え方、というか考え方」で話しました。特に必要ありません。以上。もっと「これは絶対に外せないだろ」っていう条件が上で挙げた3つ。1つずつ説明します。

自動詞と他動詞の区別がある

単語帳を選ぶときに絶対確認してほしいのが、動詞に自動詞か他動詞かの区別が書いてあるかどうかです。これが書かれていないものは絶対に選ばないでください。僕が参考書等について「ダメ」だと切り捨てる唯一の条件。

英文法の勉強をする中で分かってくることだけど、動詞が自動詞なのか他動詞なのかに注目できることは、中級くらいの実力になってきた段階で必ず必要な力となってきます。

受動態でも関係代名詞でも、不定詞でも分詞でも、ありとあらゆる問題を解く際にこの動詞の性質が答えの根拠になっていることがあるのです。だから動詞を覚えるときに一緒に覚えてほしいんです。それが効率的な単語の覚え方だと思う。

やり方は簡単で、単語帳に「~に」とか「~を」とかが書いてあれば、そのまま覚えればいいだけ。ニョロニョロが書いてあれば他動詞、無ければ自動詞。一緒に覚えてしまえば、特に苦しむことはありません。

覚えるときもそうだし、僕はまた単語帳を第一の辞書として使うべきだと思っています。問題を解く鍵となるこの区別は、ガチな辞書を使うとなかなか身につかないもの。だから辞書で調べる前に単語帳で調べた方が、大学受験に求められる力が付くようになっています。

でも、そのときにこの動詞の区別が載っていなかったら、単語帳を持つ意味が7割くらい無くなってしまいます。とにかく、自動詞と他動詞の区別が載っている単語帳であること、この条件だけは絶対に守りましょう。

英単語センター1800を代表に、東進が出す単語帳は単語選びの精度が高く、1ページあたりの単語数も決まっていて使いやすいです。でも、この動詞の区別が書いていないという決定的な欠点があるのがとっても残念、僕は使いません。

一冊にまとまっている

よく、「自分のレベルに合った単語帳を使いましょう」という意見があります。多くの人は基礎中の基礎みたいなレベルの英単語にけっこう抜けがあって、最初からレベルの高い単語帳を使うとここを埋められないまま進んでしまう。実力以上のことをしても成績なんて上がらないから、そういった単語帳以前の単語を甘く見ず、そこがきちんと載ったものを使って行くべきだという考え方です。

これ、言ってることはすごく正しいです。絶対に基礎を甘く見るべきではありません。けど、こういった意見はほぼ必ずレベル別に分かれたシリーズものの単語帳を薦めてきます。この点が僕の全く納得がいかない点。

受験英語の最大の目標は、英文を読めるようになることではありません。問題に正解できるようになることです。合格点を取ること。言われたら当然と思うだろうけど、これを分かっていない人が本当に多い。

合格点を取ることを最優先においた場合、単語帳を使ってひたすら単語力を固めるというのは、非効率極まりないことなんです。単語が分かるからといって、問題に正解できるわけじゃないことを本当は気づいているんじゃないかな。

ピンとこなければ現代文を考えよう。日本語を読めたからといって正解できないでしょ。対比とかの読み方や問題の解き方を習いながら、言葉の意味を徐々に増やしていくのが普通でしょう。

英語もこれと同じで、一番大事なのは「何」が問題として問われ、「どう」解くのかを学ぶことです。もちろん単語力がなきゃ読めないんだけど、そんなのはやりながら徐々に増やしていけばいいもの。

単語帳以前の単語は普通に勉強をしていれば必ず出てくるもので、本番だけ出てくるとかありえません。だからそのときに覚えるとか、ちゃんとメモっとく習慣をつける方が、変な単語帳を選ぶよりずっといい勉強法になるのです。

自分の志望校レベルに合っている

そもそも単語帳の役割って何でしょうか?今さらなんだよって思うかもしれないけれど、これはぜひちゃんと考えた方がいいこと。最初からガツガツ覚えるのではなく、知らない単語が出てきた時点で辞書で調べればよくないですか?

きちんと反論できればどんな理由だっていいと思うけれど、僕が思うのは、「入試でこれだけは覚えておけよ!」ってのを選び抜いてくれているのが単語帳だということです。つまり、単語帳を使うことって、試験前に先生が「ここ出るぞ」って言ってくれてるのと同じだと思うんです。さっき言った「何」の部分だね。

自分が今どうなのかではなく、点数を取って合格るためには何を覚えればいいかという視点で1冊に厳選した単語帳。それを作れることこそが作者の力であり、そうやって厳選されたものをみんなはいつも携帯しておくべきだと思うんです。

何冊にも分かれている単語帳はその視点で作られていないから選ばない方がいい。あれもこれも必要と言ってダラダラ伸ばすのではなく、「これだ!」ってものをうまく選びとること。大事なのはやっぱり断捨離ですよ、断捨離。

問題として問われる単語をババッと覚え、それがどう問われるかを文法で学び、とにかく点数を取る準備をする。そこから先はたくさんの問題、たくさんの英文に触れ、英語の経験と知ってる単語の数を増やしていく。

こういう順番でやっていくのが時間の限られた受験生が、その限られた時間の中で最大限の成果を出すためのやり方。

受験指導ってけっこう全部やろうとする人が多いんです。どんな英文でも読める横綱相撲がとれるようにしようとしちゃう。特にエリートを多く輩出している名門高校の先生や、ハイレベルのクラスを持つ予備校の先生とかはこのタイプが本当に多い。

でも圧倒的に多くの人は、この「何でもこいや!」状態を目指すべきではありません。そんなのは受かってから、それでもまだ興味があれば目指してみればいいこと。

そうではなくて、とにかく行きたい大学に受かることだけを考え、受かるために時間をかける価値があるものを正確に見ぬくこと、これを本当は一番考えなきゃいけない。

もう一度繰り返すけど、何千語レベルに引き上げるための単語帳ではなく、点数を取るために大事な単語がうまく選ばれ、そして1冊にまとまっている単語帳を選ぶべきです。

おすすめの英単語帳

上の3点を条件とした上で、難関校を目指す人におすすめする単語帳を3つ紹介します。他の単語帳がどうなのかはまた別の機会に1つずつレビューするし、本当にゼロから勉強を始めるんですって人に対しても、別に、もっと戦略的な取り組み方と一緒に紹介します。

ちなみに新発売の単語帳に衝撃を受けた場合は、しれっと増やす場合もあるのであしからず!

①英単語2001

まずは英単語2001。もう結構古い分類の単語帳だけど、載ってる単語の精度・量・意味の数、どれをとっても非常にバランスがいい単語帳です。河合塾が作っているもの。文法問題で大事な単語が結構前の方にきちんと載っています。

ちょっと特徴的な点として、この単語帳には例文がありません。不安になる人もいると思うけれど、ゴチャゴチャしてない分、関連事項(熟語や類語、反意語等)が見やすくて僕としてはむしろ評価が高いです。

太字はあるけど、赤字はなく、本当にスッキリした単語帳。自分が印象的だった英文をメモして覚えるといった使い方もできて自分専用の単語帳に作りこんでいけます。

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②システム英単語

続いては駿台が作っているシステム英単語。王道中の王道だと思っている単語帳です。上の2001と同じく、質・量ともにかなりいいバランス。学校として採用している高校も多いので、かなり多くの人に使われている単語帳だと思います。

こちらは使用例がとても短い形ではあるけれど書いてあるって点が2001とは違うところ。カラーも使われています。

2001の説明を聞いてイマイチ感を持った人はもうこちらで決めましょう。逆にスッキリがいいと思ったり、「俺はあまのじゃくだぜ」って人は2001。それくらい、僕はこの2つの単語帳を薦めます。

ちなみに、この単語帳はBasicというバージョンもあって、その点ではシリーズものです。でも、ターゲット1900とかもそうだけど、最初に完璧を目指した単語帳として作られていて、あとは段階を下げたものがあると売れるからって感じで作られた感じのものです。

こういう1冊で終わらせるという思いを持って作られたものをシリーズものと扱う必要はないと思います。単純に中身的にこっちのほうがいいと思っているだけで、ターゲットだって別にいい単語帳だと思っています。

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③英単語WIZ1900

英単語2001かシステム英単語のどちらかでいいと思っているけれど、もう1つだけ、WIZ1900という選択肢を挙げてみたい。新しい部類の単語帳で、(僕的には重要じゃないけど)今どきっぽくCDやアプリ等がきちんと揃っています。

この単語帳がいいのは、1ページに載ってる単語が短めの4つの文章に収まっているということ。つまり短い文章を覚えれば、それだけでそのページの単語を全部覚えられたことになります。

短めの文章を覚えるのは、英語力自体を上げる上でとてもいい方法。バラバラに1つずつやるよりストーリーがあって単語も覚えやすいし、長すぎないから覚える気にもなる。

ひたすら単語が並んでいるタイプの単語帳がどうしても嫌な人や、残り時間が少なくて、単語だけでも頑張って力をつけたという人はこれを強く推すよ。

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以上、僕がオススメする単語帳と、そもそも単語帳を選ぶときに不可欠な条件の話でした。だいぶ長くなってしまったけれど、やっぱり単語帳は大事な受験アイテムなので、話したいことは全部話す、そんなスタンスで書かせてもらいました。

ここまでおつきあいいただき、ありがとうございます!

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