過去完了と未来完了〜基準となる過去や起こるタイミングが重要

今回は過去完了と未来完了の話です。現在完了が分かればこの2つはとても簡単。用法などは全て現在完了と同じです。

だから、過去完了って何?未来完了って何?それぞれどこを確認すればいいの?ってところをちゃっちゃと押さえてしまいましょう。

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過去完了〜大過去って何?〜

過去完了の話は、まず「大過去」という時制の説明から始まります。大過去とは、「過去の前」のこと。過去の、さらにその前のことを言いたいときって有りますよね。

たとえば、「彼女が転校してくるまでは私が一番の人気者だったのに!」みたいなやっかみ。彼女が転校してきたというのが過去の出来事で、人気者だったのはその前のことです。

大過去と聞くと大昔を想像する人もいるけれど、今よりどれだけ昔かは全く関係ありません。たとえ3分前のことでも、1分前に何かやっていれば大過去になります。

逆を言えば、1分前のことがなければ3分前のことは大過去になりません。そのときは単に過去のことになります。

1時間前にアイスを食べたとして、30分前にご飯を食べていたら、アイスを食べたのは大過去。でも何も食べてなければ、アイスは過去のことなんです。

ここから1つ当たり前のことを確認できます。それは、過去がなければ大過去は存在できないということです。

このことは過去完了の説明で一番大事になってくるので、覚えておいてください。そしたら過去完了の説明に戻ります。

過去完了とは、今話した「大過去」を表すための文法です。過去のことは過去形で書く。同じように大過去は過去完了形で書くということです。

過去完了は【had + Vp.p.】の形で書きます。現在完了のhaveを過去形にしただけなので分かりやすいと思います。次の例文を見てみましょう。

  • When he was fifteen, he had lived there for 10 years.
  • I lent him the book that I had read two days before.

上の文は「彼は15歳のとき、そこに10年住んでいた」の意味。15歳のときという過去のある時点があって、その前にすでに10年間そこへ住んでいる時間があったのです。

下の文は「私は彼に2日前に読んだ本を貸してあげた」。貸した時間より前に本を読んでいたことが分かります。

このように、過去完了を使うときは必ず基準となる過去が必要です。これは必ず確認してください。アイスの例と同じく、基準がなければ大過去のことになりません。

ちなみに、2つ目の例文にはまだやってない関係代名詞を使いました。上の文は[he had lived~]が文のSVですが、こちらは[I lent~]の方がSV。

このように、メインだろうがメインじゃなかろうが、過去完了を使えることを念のため言っておきたかったので関係代名詞を使ったのです。

とにかく基準となる過去があるかどうか、そして問われている内容がそれより前の話かどうか。過去完了はこの点だけを確認してもらえれば大丈夫です。

未来完了

続いては未来完了です。未来完了は【will+have+Vp.p.】の形。willの後ろは原形って決まっているので、主語がなんだろうがhave以外になることはありません。

現在完了は「それまでのことの結果、現在はこう」ってことを表していました。この「現在」のところが「未来のある時点」に代わったものが未来完了です。

過去に何かしたことが、現在を超えて未来のどこかでこうなるという内容を表します。

現在完了の場合は言わなくても「今」だと分かるけれど、未来については「いつのことか」を言ってもらわないと分からないですよね。その点が現在完了との違いです。

過去完了で基準となる過去が必要なように、未来完了には今より先のことだと分かるタイミングを設定する必要があります。では、例文をいきましょう。

  • I will have already finished my homework by the soccer game starts.
  • I will have seen Your Name ten times if I see it next time.
  • Next spring, I will have lived in Tokyo for ten years.

全てメインの文は前回の3用法のものを使いました。[by the time]は「〜するときまでには」という、期限を示す接続詞です。意味的に未来完了でよく使われます。

「サッカーの試合が始まるまでには、私は宿題を終えている予定です」。夜にサッカー日本代表の試合があるような状況をイメージしてもらえれば分かりやすいでしょう。

すでに宿題に取り掛かっていて、まだやっている最中だけど、19時のキックオフまでには終わるはず。そんな状況を述べています。

2文目は「次にまた見ることがあったら、私は『君の名は』を10回見ることになる」という内容です。

このように、未来のいつのことかを表す表現は必ずしも「時」を表す言い方とは限りません。

時や条件を表す副詞節の説明で、一番最後に「時」と「条件」は同じものとして使うことがあると言いました。

ここでも「この条件が発動したとき」という点で同じものとして扱えます。だからこのように[if~]の文がくることも多いです。意味的に大体は経験用法だと思うけどね。

ちなみに、「試合が始まる」も「次回それを見る」も、時や条件を表す副詞節なので、willが書いてなくて現在形になっていることに気づけましたか?

最後、「来春!」といったように単語だけで簡潔に言うこともよくあります。とにかくタイミングが分かればいいので、全く問題ありません。

「来年の春で東京に住んで10年になる」と読んでください。

とにかく過去形があることが大事な過去完了に比べて、未来完了はさまざまな表し方があります。慣れたらどーってことないけれど、最初のうちはちょっと注意が必要です。

今回のまとめ

以上が過去完了と未来完了でした。とにかく「今じゃなければいつよ?」っていう質問に対する答えがあることを確認しましょう。

過去完了あるいは未来完了と判断できたら、あとは現在完了の用法と全く同じです。動詞が動作だったら進行形にする必要があるかもしれません。そういった点を確認してください。

完了形に関する基本的な説明はこれでおしまい。あとは定番の問題だけ次回触れたいと思います。

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