準動詞の否定〜不定詞はnot toV、動名詞などはnot Ving。必ず前!

動詞を違う品詞で使いたいとき、その動詞を【to V】か【Ving】の形にする。それが準動詞だっていうことを前回話しました。どの品詞にするかによって不定詞・動名詞・分詞・分詞構文と区別されます。

逆を言えばこの4つは、品詞と微妙なニュアンスが異なるだけで、基本的な役割は同じです。だから共通点もとても多くあります。

具体的に言えば、「否定の表し方」「意味上の主語」「時制」「受身」。もともとが動詞なので、その主語は?否定文は?時制は?受身のときは?っていう話があるだけ。

この4つを順番に説明していきます。それぞれの文法についてまだ何も話していないわけだし、原則だけササッと押さえるくらいのつもりで進んでください。

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句とは

今回のテーマは準動詞の否定についてですが、先に「句」の概念の説明をします。これが準動詞4つに共通する、一番根本のところです。

「節」を覚えているでしょうか?関係代名詞でもう1度説明しますが、ざっくり言うと【SV】のことです。それが副詞のカタマリとして文の一部に組み込まれているとき、副詞節と呼んだりしました。

一方、今回新しく出てきた「句」とは、SVを含まないカタマリのことです。2語以上の単語をカタマリと捉え、それを1つの単語と同じように考えるときに「句」と言います。

  • I like coffee.
  • I like to play tennis.

前回も使った2つの文で説明していきましょう。[to play tennis]は、この3語が1つのカタマリとして[like]の目的語になっています。

3つの単語全体として[coffee]1語と同じ働きをしていると言えますよね。そのためこの[to play tennis]は名詞句と呼ばれるのです。

文の構造を考えるときは、カッコでくくると見やすくなります。ぜひ(to play tennis)というように不定詞にカッコをつけてみてください。

準動詞は基本的にこのような句を作ります。【to V】だけで2語になるし、[to play tennis]は[play]の目的語である[tennis]を含めて句を作る。

このように、もともとの動詞が他動詞であれば目的語まで含めて句だし、その動詞を修飾する副詞があれば、それも句の一部になります。

準動詞の否定

それでは、準動詞の否定の話に入ります。不定詞・動名詞・分詞・分詞構文の全ての文には、意味的に2つ以上の動詞があります。

準動詞になっている動詞と、その文の動詞。接続詞等を用いてさらに増える場合もあるけれど、何個だろうが話は同じです。以下の例文を見てみましょう。

  • I don't like to study English.「英語勉強するのきらい」
  • He told me not to forget it. 「彼はそれを忘れるなよと私に言った」

上の文には動詞として[like]と「study」が、下の文には「told」と「forget」があります。もちろん、[study]と[forget]は不定詞なので、メインは[like]と[told]です。

不定詞が入った文を否定するとき、まずは意味的にどちらの動詞を否定するのが自然かを考えてください。

「勉強しないことが好き」なのか、「勉強することが好きじゃない」のか。「忘れないでと言った」のか、「忘れろと言わなかった」のか。

そしてtoVの方を否定するんだなと思ったら、toの前にnotを置いてください。先ほどの例文のように、【not toV】の形になります。簡単ですね。

この[toV]の前にnotを置くルールは[Ving]の形でも同じ。【not Ving】としてください。

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