準動詞とは〜不定詞・動名詞・分詞・分詞構文の品詞

準動詞の話に入ります。準動詞とは【不定詞】【動名詞】【分詞】【分詞構文】の4つをまとめた呼び方。総称です。

本当はそれぞれを別の単元として扱いたい、それくらい1つ1つが大きいテーマですが、この4つは基本的に同じことをする文法たち。だからまとめて話していきます。

スポンサーリンク

準動詞とは

私たちは動詞を別の品詞として使いたいときがよくあります。こんな言い方をしてもピンと来ないと思いますが、次の2つの文を比べてみるとどうでしょうか。

  • 私はコーヒーが好き
  • 私はテニスをすることが好き

コーヒーが名詞であることは大丈夫。そしてこの「コーヒー」と、「テニスをすること」は全く同じ働きをしています。それ以外この2つは完全に同じ文ですね。

どちらも他動詞の[like]に「何を?」と聞いたときの答えにもなっています。これはつまり「テニスをすること」が目的語になっていることを意味する。

目的語になれる品詞は名詞だけなので、この動作は名詞として使われていることになります。これが動詞を別の品詞として使っている状態です。もう1つ例を出しましょう。

  • 彼はそのカワイイ女の子を見ている
  • 彼はその走っている女の子を見ている

これも「カワイイ」と「走っている」が同じ働きをしていることが分かりますよね。どちらも「女の子」という名詞を修飾する形容詞として働いています。

このように、動詞は形容詞として使う場面もあるのです。名詞・形容詞ときたら、もちろん副詞もあります。せっかくなのでそちらも見ておきましょう。

  • 私は学校へ行った
  • 私はテニスをするために行った

他の2つに比べると少し分かりづらいけれど、この「学校へ」と「テニスをするために」はどちらも動詞を修飾する副詞となっています。

このように、動詞を別の品詞として使いたい場面は当たり前のように存在するのです。では、ここまで話してきた2×3の文を、そのまま英語にしてみます。

  • I like coffee.
  • I like play tennis.
  • He is watching the cute girl.
  • He is watching the run girl.
  • I go to school.
  • I go play tennis.

すでにどんな内容の文かを知って見てるので、問題はないでしょう。でも、いきなり下の形の文を見たら混乱するはずです。「あれ、どれが動詞だ?」って。

1つの文に動詞は1つしか置けません。どうしても置きたいときは接続詞を加える。見た目での混乱を避けるために、英語こんなルールを作ってくれています。

では今回も何か接続詞を加えよう!となるけれど、ここは動詞を加えたい場面ではありません。動詞を内容はそのままに別の品詞で書きたいなって言っているのです。

そこで、動詞の形を少し変えることで対応します。前に【to】を置くものと、動詞の後ろに【ing】を付け加えるものの2パターンが生まれました。

【to V】と【Ving】、受身の形も別にありますが、ひとまずこの2つを準動詞と呼びます。動詞だけど動詞じゃない、だから「準」が付く。正しい例文を並べます。

  • I like to play tennis.
  • He is watching the running girl.
  • I go to play tennis.

準動詞の品詞

上の3つの例文は準動詞が「名詞ー形容詞ー副詞」となっているものを、「to VーVingーto V」の形で表現しました。

これは「形容詞のときはVingで、それ以外はto V」という意味ではありません。名詞・形容詞・副詞、それぞれに【to V】と【Ving】の両方のケースがあるのです。

  • I like to play tennis.
  • He has many friend to help him.
  • I go to play tennis.
  • I like taking a pictures.
  • That sleeping baby is my daughter.
  • It being rainy today, I don’t want to go.

したがって、準動詞に関しては2つの見極めができるようになることが大切になってきます。1つは「どの品詞で使われているか」、もう1つが「to VとVingのどちらが適切か」。

どちらから学んでもいいと思いますが、僕は前者の「品詞の判断」からやっていきます。理由は、【to V】は全て不定詞、【Ving】は全て違う文法という特徴があるから。

「不定詞の3用法」は聞いたことがあるのではないでしょうか。「名詞的用法」「形容詞的用法」「副詞的用法」、3つの品詞があることを示しています。

一方、[Ving]が名詞として働くとき、それは動名詞と呼ばれます。同じく形容詞として働くときは分詞、副詞のときは分詞構文と、全て文法の名前が変わるのです。

だから、まずは不定詞の全体像をしっかりと押さえ、次に名詞的用法との違いから動名詞を、形容詞的用法との違いから分詞をと学んだ方が、確実に整理できます。

当然、不定詞はやることが多くて大変です。ただ、そこさえクリアできれば一気に英語の勉強が進むので、ここが頑張りどころ。丁寧にやっていくので、ついてきてください。

文法名が変わることの普通さ

品詞が変わるだけで何で文法の名前が変わるんだ?と思うかもしれません。ただ、これは実はよくあるケースです。

たとえば、時制のところでwhenは名詞節も副詞節もあるという話をしました。時や条件を表す副詞節のところですね。

副詞節のときは普通に接続詞のwhenと呼ばれるものなのですが、名詞節のときは間接疑問文という名前を持っているんです。

それから後でやるけれど、形容詞になるときもあるんです。このときの文法名を関係副詞と言います。

このように品詞が変わると文法名が変わることはよくあるし、逆を言えばいろんな用語があって大変だけど、実は品詞が違うだけっていうこともよくあります。

とにかく品詞の働きを押さえておくことが大事。忘れてしまっている場合は、今のうちに復習しておきましょう。

今回のまとめ

以上がまずは準動詞とはという話でした。次回から【準動詞の共通事項】→【不定詞】→【動名詞】→【分詞】→【分詞構文】の順番でこの単元を進めていきます。

スポンサーリンク