原始時代の全体像〜旧石器と縄文の間に線を引く

日本史の話をしていきます。教科書と同じく古い方から順番に話していくので、まずは原始時代の話。原始時代って何なのかっていう全体像を見てみることから始めます。

ま、はっきり言って最初はメッチャつまらないです。歴史の話じゃなくて地質学、文系じゃなくて理系の分野の話ですから(そういうのが好きな人はごめんなさい)。

こういうところは大事なところ(=問題になるところ)だけ押さえて、ささっと次にいきましょう。

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原始時代の時代区分

原始時代というのは、飛鳥時代の前までのいくつかの時代をひとまとめにした総称です。

正確に言えば【旧石器時代】→【縄文時代】→【弥生時代】→【古墳時代】の4つに分かれます。

人間が石器を持ってウホウホ言ってる時代から、キチッとした格好の聖徳太子が生まれる頃までという、すごい広い時間を一気に見てしまうことから日本史は始まるのです。

順番だけはしっかり覚えましょう。

原始時代のイメージ

順番が押さえられたら、次は縄文時代までと弥生時代からを分けて考えます。大昔のイメージがここで大きく分かれるんですよ。

分かりやすいのでドラえもんの映画で比べてみます。ざっくり言うと絵の右下が縄文までの、左上が弥生以降のイメージです。

この区別は歴史のストーリーを話す上でも大きく印象が違います。

と言うのも、縄文時代までは状況を書き残している書物がありません。最初にも言ったけど、歴史学ではなくて考古学の話になるのです。

動物の皮をまとって棒でたたいている人たちが、文字を残せるわけないじゃないですか。だから○○さんが✕✕をやらかしましたみたいな話は一切出てきません。

「こんな石器が発見されている」とか、「こんなところで遺跡が見つかっている」くらいのことしか分かっていることがないのです。

それに対して弥生時代以降は、もちろん同じような話もあるけれど、「卑弥呼がいた」みたいな具体的な話になってきます。

だからこそ、縄文と弥生の間でまずは線を引いておきましょう。

各時代はいつ頃のことか

次に、この4つの時代がそれぞれいつ頃のことかをまとめておきます。

  • 旧石器時代:今から260万年前〜1万年前
  • 縄文時代 :1万年前〜紀元前5世紀
  • 弥生時代 :B.C5世紀〜3世紀
  • 古墳時代 :3世紀〜6世紀

2019年5月1日をもって平成から令和に変わったのとは違って、目安はあるもののきっちり分かれているわけではありません。

上の数字は「だいたいそんな頃」と理解しておいてください。

旧石器までと縄文からの違い

今回の時代区分のところで問題として出されるのは2点です。【地質学上の呼び名】とその当時使われていた【道具】。

地質学上の呼び名

永久凍土からマンモス発見といったように、考古学では地面より下の「土」の話が重要になります。そして旧石器と縄文の間にこの地質学上の分類があるのです。

ちょっとだけ地質学の話に触れましょう。

地球は今から6,600万年前に生まれたと言われていて(なんにも想像できない)、ものすごくざっくりと4つの時代に分けられています。

つまり僕らは地球の物語のシーズン4を生きているということ。「第四記」と言います。

これがスタートしたのが約260万年前。つまり旧石器時代の始まりの時期であり、ここからが日本史で扱う範囲です。

ただ、「いやいや260万年間を1つって言われても困るよ!」って話じゃないですか。なので、この第四記の中もさらに2つに分けられています。

その前半が旧石器時代であり、地質学的な名前では更新世(こうしんせ)と言います。

ちょっと長かったけど、受験勉強として用語を覚えておかなきゃいけないのはここからです。

そして縄文時代以降が後半になって、地質学的な名前では完新世完新世(かんしんせ)と呼ばれるんです。

僕らは完新世を生きている。まぁ、そう言われても全く興味出ないんだけどね。

別名も覚えておきましょう。前者である更新世が洪積世(こうせきせ)、後者の完新世が沖積世(ちゅうせきせ)とも呼ばれます。

逆にしたりしないように、「こ&こ」のセットと覚えておきましょう。更新世と洪積世の「こ」ね。

道具の違い

大学受験に出されるもう1つの点は、使っていた道具です。旧石器が打製石器、縄文が磨製石器、そして弥生時代には金属器が使われました。

それぞれは各時代のところで説明しますが、時代が違えば使っている道具も違ったんだってことを覚えておきましょう。

弥生時代以降の短さ

以上が最初の話、原始時代の全体像ということになります。上で並べた時代の長さを見て分かるのが、旧石器時代が鬼のように長く、弥生時代以降なんて実際はビックリするくらい短いんだということ。

数字で言うと、旧石器時代は258万年間あって、縄文時代が9500年間、そして弥生時代から今この瞬間までが2500年間。僕たちがシーズン5に出ることは絶対にありそうにありません。

割合が見やすいかと思って試しに円グラフにしてみたんだけど、本当にほぼ旧石器時代。弥生以降なんて見えもしませんでした。

この短い、でもとっても濃厚な日本人の歴史について、これからやっていきたいと思います。まずは次回、この黄色い部分をサッと終わらせてしまいましょう。

この講義の書き方

大学受験日本史は、覚えなきゃいけないことがやはり多い科目です。ある程度優先順位をつけてやっていかないと、時間ばっかりが過ぎてしまいます。

そこで、この講義では3段階にレベル分けを行っています。大まかに以下のような基準と色分けをしています。

  • 赤が「受かりたいなら絶対に落とせない最重要事項」
  • 青が「ここをどれだけ8割に近づけていけるかという、勝負所」
  • オレンジが「GMARCHや関関同立以上を目指す場合はぜひ覚えたいもの」

覚えるにあたっては目で見た情報もとっても有効なので、ぜひ自分でも色と一緒に覚えていってくださいね。

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