助動詞とは〜核のイメージを中心に「想い」と「推量」の2つの意味

助動詞の単元に入ります。助動詞は中学1年の時期から必ず習うものだし、早い段階で教える参考書も多いと思います。ただ、結構めんどくさい単元だと思うので僕は後ろの方で扱います。

その理由と、助動詞を理解するのに大事な意識を話すのが今回のテーマです。

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助動詞とは

助動詞とは、動詞に意味を付け加えるものです。「(テニス)をする」って動詞に対して「することができる」とか「しなきゃいかん」とか「するべきなんだ!」みたいな感じ。

やることの内容は変わらないけれど、それに対しての「想い」的なものを表現するのに使う言葉と言えば納得してもらえるでしょうか。

昔なにかの本で読んだけど、もともとは動詞だったそうです。詳しい説明はなかったけど、「私はできるよ、テニスをすることが」みたいに、動詞が準動詞っぽく使われていたんだと思います。

それが歴史を重ねていく中で普通の動詞からは区別され、動詞をサポートする存在という立場に変わったみたいです。

そういう歴史背景もあってか、助動詞は厳密なルールとして説明しづらいことが多々あります。こんな意味もこんな用法もあってねというのがボロボロ出てくるのです。

もちろん、なんの関係性もない意味がどんどん出てくるわけではありません。核となるイメージがあって、それを中心に「こんな感じに具体化できるよね」って形でさまざまな意味が登場します。

1つ例を出すと、中1で習うcan、これは「いつでも実現可能」が中心的な意味です。そこから「いつでも実現させる能力がある→できる」、「いつでも実現する可能性がある→ありうる」といった意味が登場してくるのです。

でも、この具体化のパターンって、ネイティブでない僕らにとっては掴みづらいんですよね。言われたら「あ、なるほど、そういう風に広げられるのか」と思えるけど、知らずにそれを想像するなんてほぼムリ。

だからこそ、中心的なイメージと具体的な用法の両方をまとめていきます。そして受験勉強をしている限りは、その両方をきちんと覚えてください。

いろんなところで言ってることだけど、理解と暗記は同時並行です。理解ができるから暗記が進み、暗記量が増えると理解も進むもの。

理解できたら暗記量が減ると言う人はいるけれど、そしてそれは絶対にそうだと思うけれど、だからと言って暗記を減らしたら、結局成績の伸びは変わりません。それ以上に理解が深まらないからです。

そういうことを言う先生は、だいたいが自分はガッツリ覚えて難関大学に入ったと思うし、その先生に習った人の中でも、結局は細かい用法を問題集から拾って覚えていった生徒だけが受かったはずです。

とにかく大事なことはスタートとゴール(もちろん中心イメージと細かな用法)をまず押さえ、その間にあるつながり(具体化の感覚)の量を経験として積み重ねていくことですからね。

話は戻り、助動詞はこのように核となるイメージを中心に、さまざまな意味・用法が出てくるものです。理想はその核を捉えて自由に使いこなせることだけど、最初からは難しいので、まずは意味を1つずつ覚えていきましょう。

じゃあその1つ1つの意味をどう整理していけばいいのかということで、主な助動詞の特徴を次に述べていきます。

主な助動詞には意味が2つある

では、助動詞を理解するための具体的な説明に入ります。まず、今回押さえて欲しいのはたった1つ、主な助動詞には意味が2つあるということです。

主な助動詞ってのは、もちろんそんな分け方はないんだけど、【will】【can】【must】【should】【may】【shall】の7つと思ってくれれば大丈夫。次回からその順番で話していきます。

意味が2つというのは、【行為に対しての想い】と【行為が生じる可能性】です。「は?」って感じだと思うので、少し詳しく話します。

【行為に対しての想い】ってのは今回の最初に言った「意味を付け加える」って話です。「(行為を)したい!」「許す!」「俺はできる!」「しろよ!」みたいな付け足しです。これが助動詞それぞれが持つ本来の意味となります。

もう1つの【行為が生じる可能性】。上の意味と違って、たとえば「(行為を)するかも」とか「するに違いない」言った場合、「それをする可能性が◯◯%である」という話になります。

この「%」を表すのがこちらの意味で、これは文法の言葉として「推量の助動詞」と呼ばれます。「推理して量を量る」、簡単に言えば予想するという意味。

主な助動詞にはこのように2つの意味があって、2つだから楽だけどその区別は文脈で考えるしかありません。だから両方の意味をきちんと覚えましょう。

助動詞の過去形は仮定法を疑う

助動詞の初回なので、仮定法で言った英語取得の近道を一度復習しておきます。助動詞の過去形を見たら、まずは仮定法を疑えです。これはぜひとも守ってください。

ただし、これは一通りの文法が頭に入っていて、それから英文を読むときの意識の持ち方の話です。とりあえず文法の理解が必要だと思って読み進めてくれている方は、助動詞の時制の話をするまでは一度忘れてください。

まずは純粋にwouldやshouldなどがどんな働きを持っているのかを一通り押さえましょう。それができたら改めて、まずは仮定法を疑うという処理のパターンを強く意識するようにしてください。

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