旧石器時代〜人骨・大型動物・打製石器・遺跡

今回は旧石器時代の話です。ウホウホ言ってる人間がみんなでマンモスを追いかけている、そんなイメージの時代。

大学受験で覚えるテーマは人骨・大型動物・打製石器・遺跡の4つ。順番にまとめていきます。

目次

化石人骨の発見

人間は長い歴史の中で猿から分かれるようにして生まれました。残念ながら突然アダムとイブがポンと生まれたわけではありません。

本当に長い年月をかけて、ちょっとずつ頭が良くなり、体毛が減ってきたのです。

旧石器時代は前回言った通り260万年前から1万3千年前までの間を指します。旧石器時代は前回言った通り260万年前から1万3千年前までの間を指します。この間に、人間は「ほぼ猿」から「ほぼ現代人」にまで進化をしたのです。

人類の進化4形態

人類は旧石器時代が始まるよりもだいぶ前に誕生したと言われています。最古の人類が「サヘラントロプス・チャデンシス」といって、約700万年前にいたとされています。

ここから旧石器時代になるまでどうしてたか分からないけど、とにかく「ほぼ猿」のまま旧石器時代に突入し、そこからどんどん進化を始めるのです。

ほぼ猿のときを【猿人】、ほぼ現代人のときを【新人】と言います。その間に2段階があり、それぞれ【原人】と【旧人】と言います。

したがって順番としては【猿人】【原人】【旧人】【新人】です。絶対に順番を間違えないように。

全て「○人」なので、○の部分だけ並べて「えんげんきゅうしん、えんげんきゅうしん」と早口で言いましょう。

全部を1つの単語として覚えておけば、あとから切り分けるのなんて簡単な話だし、頭で覚えるより口が勝手に動くように身体で覚える方が、記憶は絶対に長持ちしますよ。

この覚え方、僕は何回も言っていきます。日本史だけに限らず英語でも(たとえば不定詞の副詞的用法とか)言ってるよ。ぜひやってみてください。

化石人骨の種類

日本で見つかった化石は、浜北人(はまきた・静岡)・港川人(みなとがわ・沖縄)・山下町洞人(やましたちょうどうじん・沖縄)・明石人(あかし・兵庫)の4つ。いずれも新人です。

この人名と県名は必ずセットで覚えてください。「沖縄で発見された浜北人がどうのこうの」みたいな形で地名は正誤問題でよく聞かれます。

日本ではまだ新人より前の化石は見つかっていません。逆に明石人は本当はもっと後じゃね?って疑われてて、現在は教科書本文から削除されています。

ちなみに、これらの化石人骨が出てきたのは、全て石灰岩の地層からでした。石灰岩は分解しづらい性質を持っているので、骨も無事に現代で発見することができたのです。

普通に考えて、1万年以上前の骨が見つかるって意味が分からないよね。ピンとこなすぎる。

大型動物の到来

今回の最初に「この時代はマンモスを追いかけている」と言いました。旧石器時代はとにかくでっかい動物がいて、集団になって命がけでそいつらを狩る、まさにモンハンみたいな時代です。

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