不定詞の副詞的用法〜目的・程度・結果…、7つの意味を完璧に

不定詞の副詞的用法です。これまで名詞的用法は3つ、形容詞的用法も3つパターンがあることを話しました。

正直、3つずつなんて理解さえできれば余裕で覚えられるでしょう。あとは確実に見抜けるように慣れていくだけです。

ただ、副詞的用法はもうちょっと多い。だから頑張らないといけません。それでも覚えさえすれば、不定詞の3用法について全て頭に入った状態になります。

そしたら不定詞を見たときに「これはどのパターンかな」って選べるようになるので、不定詞については絶対に大丈夫になる。ここ、気合を入れるところです!

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副詞的用法は意味が7つ

3用法の中で、副詞的用法だけは意味が重要になります。それが7つあるんですね。まずはこれを覚えることから始めてください。

【目的】【程度】【結果】【感情の原因】【判断の根拠】【条件】【限定】

いろいろな順番を試してみたけど、これが一番言いやすい。とにかく早口で繰り返して、頭じゃなくて身体で覚えましょう。

7つを1つずつ思い出していくより、まず7つ全部を1つの単語だと思って一気に言えるようにし、後から切り分ける方が絶対に楽。口が自動的に動いてくれるまで練習をしてください。

1. She went to Paris to study fashion.
2. This problem is too difficult for me to answer.
3. He grew up to be a great soccer player.
4. I am glad to see you.
5. He must be crazy to say such a things.
6. To hear her talk, you would take her for a French.
7. This book is difficult to read.

副詞的用法【目的】

She went to Paris to study fashion.
「彼女はファッションを勉強するためにパリに行った。」

まずは【目的】の用法です。中学でもやるように、こちらは「〜するために」と訳してもらえればOK。動詞を修飾する副詞的用法の代表的な用法です。

現在完了のときと同じように、不定詞の副詞的用法には用法判断を助けてくれる目印が結構あります。

たとえばtoVが【in order toV】あるいは【so as toV】となっていることがあるんだけど、これは目的用法ですよという目印です。

目印なだけなので、[in order]ってどういう意味だろとか考える必要は無いですからね。見つけた瞬間に目的の用法と判断しちゃいましょう。

副詞的用法【程度】

This problem is too difficult for me to answer.
「この問題は難しくて答えられない。」

2つ目は【程度】の用法。「toV〜なくらいSは...」といった感じの意味になります。

この用法の目印は3つ、【too...toV】・【so...as toV】・【...enough toV】です。【...】の部分には形容詞が入ります。

それぞれの注意点として、まず【so...as toV】は【so】と【as】の間に形容詞があること。これがなくてsoとasがくっついていたら、さっき見た目的用法です。この違いはかなり大事。

それから【too ... toV】はnotがなくても否定的に訳すこと。例文のように「難しくて答えられない」という否定の意味までしっかりいれましょう。

今サラッと「難しくて答えられない」と言ったけど、【程度】の訳を意識するなら「答えられないくらい難しい」です。

最初はこの「程度」の意味を意識して覚え、慣れてきたら「...すぎてtoVできない」という読み方もできるようになるといいかなと思います。

最後の【… enough toV】は形容詞がenoughの前に来るので、場所に注意。あまりレベルの高くない問題でenough … toVみたいな選択肢が作られていることが多いです。

副詞的用法【結果】

He grew up to be a great soccer player.
「彼はスゴいサッカー選手になった。」

3つ目は【結果】用法。これは不定詞の前後を切って読むパターンをまとめたものです。「(前半)〜した、そして… (後半)した」って感じの訳し方。

修飾というよりは付け足しと考えてください。ただ、日本語としては「彼は成長してすごいサッカー選手になった」よりも、「すごいサッカー選手に成長した」の方がいいですよね。

ここらへんがちょっと日本語と英語で違いが出てくるところです。

副詞的用法【感情の原因】

I am glad to see you.
「あなたに会えて嬉しい。」

4つ目は【感情の原因】。ここからは比較的簡単です。何かしら感情が生まれて、その原因を不定詞で述べているものがこの用法です。

嬉しい理由があたなに会えたからとなっています。必ず感情を表す単語(ほとんどが形容詞)があるので、それをつかまえてください。

副詞的用法【判断の根拠】

He must be crazy to say such a things.
「そんなことを言うなんて、彼はおかしいに違いない。」

5つ目は【判断の根拠】。これも感情の原因とほぼ同じで理由を述べている系です。

感情の原因と違うのは、形容詞じゃなくて動作について言っている点。何かを決めつけて、その決めつけた理由を不定詞で述べています。

目印としては【must】や【can't】があることが多いです。あと、「言った」「思った」系の動詞もこのパターンが多い。

たとえば「私は彼が変態だと思った」って主節に対して、不定詞でその理由を語るようなものです。

副詞的用法【条件】

To hear her talk, you would take her for a French.
「彼女が話すのを聞いたら、彼女がフランス人だと分かります。」

6つ目は【条件】。これは仮定法の条件節(=If〜)の代わりになる用法。

仮定法を勉強してから戻ってきて納得をしてもらえればいいんだけど、would等、助動詞の過去形が必ずあります。

例文は、欧米人を見て、外見だけでどこの国の人かを判断するのはムリだけど、しゃべってるのを聞いたらフランス語だからフランス人って分かるよっていう話です。

副詞的用法【限定】

This book is difficult to read.
「その本は読むのが難しい。」

最後は【限定】用法。名前からはちょっとイメージしにくいんだけど、形容詞の範囲を示しています。

例文では不定詞の前までで「この本は難しい」と言っていて、「何が難しいの?」っていう疑問に「読むのがだよ」って答えているという感じ。

「は?当たり前じゃね?」って思った人もいるかもしれないけど、「難しい」って別に本の内容以外にもありえるよね。

たとえばその本が発行部数100冊くらいしかないとしたら、手に入れることが難しいじゃないですか。

だから、この場合はゲットするのがではなく、読んで理解するのが難しいんだよっていうふうに、[difficult]に説明を加えているんです。これが【限定】と呼ばれている所以です。

いろいろな形容詞が入るけど、difficultやeasyなどの難易度を表すものはこれが多い。hard・tough・impossible・dangerousといった単語がお仲間です。

今回のまとめ

以上が不定詞の副詞的用法のパターンになります。繰り返しになるけど、意味を7つ全部言えるようにしましょう。

【目的】【程度】【結果】【感情の原因】【判断の根拠】【条件】【限定】

ここまで不定詞の3用法、全13パターンを見てきました。実はもう1つ、第5文型の補語という話がありますが、これは分詞構文の説明が終わったのちに[第5文型]というカテゴリーでまとめます。

それ以外はここまでに挙げた13パターンのどれかに入りますので、不定詞を見たら「どれだろう?」と選ぶ意識を持って、見てください。

不定詞の用法判断ができるようになると、自信もつくし、他の文法も理解が格段にしやすくなります。

まずはしっかり覚え、不定詞を見るたびに13個のうちのどれかを考えてみてください。

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