原形不定詞の受動態〜toの復活を見破るためには動詞の意識が大事

今回は受動態の作り方の3つ目、「残りがあればそのまま書く」の原則から外れるパターンの話です。

タイトルを見て分かると思いますが、今回も原形不定詞の話。最初から順番に読んでくれている人は今回の分も飛ばしてもらって大丈夫です。

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原形不定詞の受動態

  • I saw him steal her bag.(私は彼が彼女の鞄をパクってるのを見た)
  • He was seen to steal her bag by me.

この文は、【steal her bag】の部分が補語となり、「彼が盗むのを私は見た」の第5文型の文になっています。そしてこの【steal her bag】が原形不定詞と呼ばれるものです。

これが補語であれば、受動態に書き換えるときはまず目的語であるhimを主語にし、動詞のsawをwas seenに変えたあと、そのままsteal her bagを書くというのがこれまでのルールでした。

しかし、補語がこの原形不定詞だった場合はちょっと書き換える必要があるんです。ま、まじめに簡単なんだけど、原形不定詞をto不定詞にする。これだけです。

要は【to】が復活するだけ。

この知識を問う問題は結構よく出ます。正解するのは簡単なので、大事なのはこれが原形不定詞の受動態だと気づけること。本当にこの1点に限ります。

どうやって気づくのかは、もちろん【make】【have】【let】【知覚動詞】+【help】を見たら原形不定詞を疑う、その意識がきちんと浸透しているかどうかです。

toが復活する理由

ルールを押さえてもらったら、今回も何故toが復活するの?っていう話もしておきましょう。すごく簡単です。

原形不定詞はたった今挙げた【make】【have】【let】【知覚動詞】+【help】がVになっているときに出てくるものでしたよね。

では、[He was seen to steal her bag by me.]の文は何が動詞でしょうか?

はい、受動態になったことで、この文の動詞はbe動詞に変わっているわけです。だから、原形不定詞が登場する条件がこの文は揃ってないの。

正確には「toが復活する」ではなく、「受動態の文になったことで、普通にto不定詞を置くのが正解の文になる」というだけのことでした。

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