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原形不定詞の選び方〜make・have・let・知覚動詞+help

今回は原形不定詞について解説をします。

最初に簡単に説明をしてしまうと、ある特定の動詞が来たときは後ろの方に来る不定詞から[to]を取り除いてねという話です。

難しい話ではありませんが、同じ場所に不定詞も分詞も来たりすることがあるので、分詞構文まで一通り見てから学んだほうが確実に整理しやすい。

今回と次回でこの辺りの話を横断的にまとめていきますので、不定詞の話というよりは、「第5文型の補語の話」という意識で読んでみてください。

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第5文型の補語を選ぶ問題とは

原形不定詞の話に入る前に、第5文型についての復習と補足からいきたいと思います。何故かというと、原形不定詞は必ず第5文型の補語になるからです。

第5文型については、第4文型と第5文型というところで触れていますが、あのときは第4文型の話ばっかりで、第5文型の話はほんのちょっとしかしませんでした。

というのも、第5文型については今回と次回の話がとても大きく、文型の説明をした初期の段階ではとても扱いきれないからだったんです。なので、今回は第5文型の補足から行います。

以前のところで、「第5文型はOとCの間に[is]があると思ってください」という話をしました。そう考えることで、「OとCには主語と述語の関係がある」んだと。

たとえば[He made her happy.(彼は彼女を幸せにした)]という文では、「[She is happy]という状態を彼が作った」と読めますよね。

動詞の後ろに文がある、これが第5文型の本質です。

文があるということは、補語には単語だけではなくて、動詞が来てもいいと思いませんか?

「彼にコレやってと私はお願いした」、英語の語順で言うと「私がお願いして彼はコレをした」という感じに。

なので、補語の位置には動詞が来ることも普通にあり、でもあくまでも補語だから動詞のままではいられない。ということで、準動詞が使われるのです。

じゃあどの準動詞が入るか。その選択肢が【原形不定詞】【to不定詞】【分詞】の3パターンあり、今回と次回でこれを一気にまとめていきます。

ということで、ここからは原形不定詞についての説明に進みましょう。

原形不定詞パターン

  • I have my mother make a bento everyday.

不定詞には、【to不定詞】と【原形不定詞】の2つがあります。違いはtoがあるかないかの違いだけ。動詞が原形であることは変わりません。

上の例文は、「私は毎日母親に弁当を作ってもらう」という意味です。この文の動詞は[have]、そして[make]が原形不定詞というものになっています。

普段、「不定詞=to不定詞」だと思っていますよね。それで困ることはないけれど、原形不定詞ってものがあることは覚えておいてください。

この原形不定詞が補語として使われるのは、その文の動詞に【make・have・let・知覚動詞・help】といった単語が来たときになります。

まずはこれをまた早口で言えるように練習してください。毎回毎回言うけど、頭より身体が覚える方が記憶は定着します。

make・have・let・知覚動詞+helpは原形不定詞パターン

では、それぞれの動詞を使った例文を出していきたいと思いますが、3つに分けて説明をします。

使役動詞のmake・have・let

  • She made him go shopping.
  • I have my mother make a bento everyday.
  • My parents didn’t let me go there.

1種類目が【make・have・let】の3つです。これらは使役動詞(しえき)という言葉で習った人もいるかもしれません。

使役動詞とは、他の人が何かする状況を作り出すものです。

お願いする場合もあれば、強制的にパシる場合もあります。強さに関係なく、それで他の人が動いたら使役と分類されるんです。

ただ、お願いとパシリは違いますよね。それが【make・have・let】の3つの違いです。

強制的にやらせる場合は【make】、やっていいよって許可する場合は【let】、お願い等それ以外が【have】です。

  • She made him go shopping.

1つ目は「彼女は彼を買い物に行かせた」。さっきから言っているように「彼女は彼をパシらせた」でいいでしょう。【make】は【強制】です。

  • I have my mother make a bento everyday.

2つ目は先の例文でも出した「私は毎日母親に弁当を作ってもらっている」。まぁ、お願いしたりしてる文のときは【have】を使います。

  • My parents didn’t let me go there.

3つ目は「私の両親は私がそこへ行くのを許可してくれなかった」。女の子の場合、門限に厳しい親って結構いますよね。【let】は【許可】の意味になります。

知覚動詞とは

  • I saw him play soccer yesterday.

続いては【知覚動詞】です。知覚動詞とは、人の五感で感じる系の動詞のことになります。【see・hear・smell・taste・feel】など。

感じる系は他に【perceive・notice】なんかもあります。

これらも原形不定詞パターンを取る動詞。例文は「私は昨日彼がサッカーをしているのを見ました」。seeという知覚動詞がくると、補語が原形不定詞で書かれます。

原形不定詞パターンが作る形

最後の【help】に行く前に、原形不定詞パターンの注意点を話します。それは、「原形不定詞」ではなく「原形不定詞パターン」と言っている理由です。

これ、かなり大事です。

原形不定詞パターンは【原形不定詞】の他に、実は【現在分詞】も【過去分詞】も取ることが可能です。

必ずしも原形不定詞になるわけではない。めんどくさいですね。

OとCが能動の関係であるときは原形不定詞か現在分詞を、受身の関係であるときは過去分詞を使います。受身は絶対に過去分詞ってのがポイントです。

  • I had my essay corrected by our teacher.

「私は先生にエッセイを添削してもらった」、「エッセイが直される」という受け身の関係になっていますよね。

原形不定詞と現在分詞の使い分け

一方で能動のときは原形不定詞と現在分詞の2つの選択肢があります。これはどっちを使ってもいいと言うわけではなく、きちんとした区別があるので注意しましょう。

  • I saw him swim in the pool.
  • I saw him swimming in the pool.

この2つは、訳としてはどちらも「私は彼が泳ぐのを見た」で問題ありません。ただ、それぞれが表しているものを正確に述べるとすると、以下のようになります。

  • 私は彼が泳ぐのを終始見た。
  • 私は彼が泳ぐのを一瞬見た。

つまり、原形不定詞は動作の開始から終わりまでの全体を指し、現在分詞は動作の途中の一点を指します。

現在形と現在進行形みたいな違いがあるわけです。実際進行形には現在分詞が使われているしね。

したがって、マネージャーみたいに全部見ているときは原形不定詞、帰るときに練習している姿がチラッと見えたってときは現在分詞。

このような感じで覚えておけば簡単です。そうなると、実際に使う場面としては現在分詞の方が多そうな気はしますよね。

例外単語helpの語法

  • I helped her move to a new house.

では、原形不定詞パターンの最後の単語、【help】についてです。コイツはとても例外的な単語で、原形不定詞でもto不定詞でもOK、ただし分詞はダメという語法を持っています。

例文は「私は彼女が新しい家に引っ越すのを手伝った」。原形不定詞を使いましたが、[to move]でもOKです。受け身のケースについては次回やりますね。

今回のまとめ

以上が原形不定詞パターンの話でした。原形不定詞については、これまでに原形不定詞の受動態命令文の受動態の2ヶ所で触れました。

前者は「toが復活する」という話でしたし、後者は「【let+目的語+be+過去分詞】の形にする」ことを話しました。できればもう1度確認してみてください。

ちなみに、原形不定詞って本当はみんなよく使っているものなんです。助動詞の後ろの動詞は原形って習いましたよね?実はこの動詞、本当は原形不定詞です。

でも、それを知ってたってメリットはほぼ無いので、原形不定詞といったら今回の話と思ってもらえたらOK。

次の【to不定詞パターン】【分詞パターン】の2つに進みましょう。

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