分詞構文とは〜理由・付帯状況・時・条件・譲歩・の意味だけど…

分詞構文の説明に入ります。Vingの形が副詞の働きをするもの、動詞を副詞のように使うものを、分詞構文と呼びます。

中学英語で習わないので馴染みがない人も多い単元ですが、正直かなり簡単です。詳しく説明していきますね。

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分詞構文とは

動詞を副詞として使うとは

まず、「動詞を副詞として使う」場面を見ていきましょう。時制の単元の中で、時や条件を表す副詞という話をしましたが、そのときのに以下のような例文がありました。

  • I drank too much when I was a college student.

この文は「私が大学生だったとき」という文が「飲んだ」という動詞にかかっています。これが文を1つの塊として扱い、副詞として使っている状態です。

この「文を副詞として使う」を「述語を副詞として使う」にしたものが、分詞構文になります。お酒の話を続けても何なので、別の例でいきましょう。

「部屋で電話してるときに、親に呼ばれた」。この文は「電話してるときに呼ばれた」という感じで、「電話する」という述語、つまり動詞が「呼ばれた」という動詞にかかっています。

このように動詞を修飾しているため、「電話する」は内容的には動詞にもかかわらず、働きとしては副詞となっています。

分詞構文は簡単にする表現

続いては、分詞構文が使えると良い理由です。「文で修飾できるなら、それでよくない?なんでまたさらに増やすの?」って思わないですか?例文を見て分詞構文の便利さを実感してみましょう。

  • Because I had no money, I didn’t see the movie.
  • Having no money, I didn’t see the movie.

1つ目の例文は、「私はお金を持っていなかったので、映画を見なかった」という文です。前半の部分を接続詞を使って、きちんと文で書いています。

ただ、実際にこれを言う場面ではもう少し簡単に表現しないですか?「お金がなかったので映画を見なかった」くらいに言いますよね?

この感覚が分詞構文です。そして実際に分詞構文を使って書いたものが2つ目の例文で、Vingの形でサクッと代替したもになります。書き換える方法は次回まとめますよ。

大事なことは、あくまでも【接続詞SV~】のところが【Ving】の形に変わるだけで、カンマより後ろの部分に影響はありません。

この2つの例文を比べれば、2つ目が「持っていなかったので」と【理由】になっていると分かると思いますが、いきなり【Ving】を見ただけでそれを補うのは難しいと思います。

なので、次は何故[Because]の意味を表せてしまうのかという話にいきましょう。

分詞構文は意味が5つ

不定詞の副詞的用法には7つの意味があることを話しました。【目的】【程度】【結果】【感情の原因】【判断の根拠】【条件】【限定】でしたね。

「Vする名詞」と、多くの場合そのままつなげればいい形容詞と違い、副詞はさまざまな意味が加わります。もちろん、分詞構文もいろんな意味が加わるのです。

分詞構文の場合は5つ、【理由】【時】【条件】【譲歩】【付帯状況】になります。さっき[because]の代わりをできたのも、【理由】の意味を補えるからでした。

不定詞のときと同じく、まずはこの5つの意味を覚えてしまってください。それができたら、次の例文でそれぞれ確認していきます。

  1. Having no money, I didn’t see the movie.
  2. Seeing this photo, I always remember my ex-girlfriend.
  3. Turning to the left, you will find my house.
  4. Looking for my book, I happened to find the picture.
  5. Being tired, he continued to study English.

【理由】を表す分詞構文

  • Having no money, I didn’t see the movie.

改めて【理由】を表す分詞構文の例文です。「お金がなかったので、私はその映画を観れなかった」。

「お金を持っていない」と「私は映画を見なかった」をつなごうと思ったら、「ので」でくっつけるのがいいですよね。

基本的に分詞構文は接続詞が書いてないので、このように文脈を自分で考えるしかありません。

「全然簡単じゃないじゃん、返ってめんどくさい」と思うと思いますが、そんなことないよって話を後ほどしていきます。ひとまず、【理由】の分詞構文でした。

【時】を表す分詞構文

  • Seeing this photo, I always remember my ex-girlfriend.

この例文は【時】を表す分詞構文です。「この写真を見るとき、私はいつも元カノのことを思い出す」という意味になります。

[ex-]という表現はいろんな単語の略であるため、さまざまな場面で使われます。ただ、若い人の話題ではほとんどが例文のような「元カレ・元カノ」です。

海外ドラマ等でも本当に普通に使われています。あんまり見たことない人は、『One Tree Hill』などをどうぞ。音楽もカッコいいよ。

【条件】を表す分詞構文

  • Turning to the left, you will find my house.

3つ目は【条件】です。「〜すれば」でつなげるもので、例文は「左に曲がると、あなたは私の家を見つけるでしょう」です。

【付帯状況】を表す分詞構文

  • Looking for my book, I happened to find the picture.

あまり聞き慣れない言葉だと思うので、ちょっと説明をしていきましょう。【付帯状況】とは、文字通り「付帯された状況」のことです。

たとえば「私は歌いながら踊った」、これは踊ったことに対して、「そのとき歌ってもいました」って状況を追加してます。これが付帯状況です。

本当にこれだけのことなんだけれど、ちょっと詳しく説明したいことがあるので、次の次の回で改めて話します。

ひとまず今回の例文は「本を探していたら、たまたまその写真を見つけた」です。しっくりこないと思いますが、ちょっとお待ち下さい。

【譲歩】を表す分詞構文

  • Being tired, he continued to study English.

最後が【譲歩】です。これは「〜だけども」とか「〜にもかかわらず」っていう意味のことを指します。

日本語では「こちらが譲歩して」みたいな「譲る」的な意味では使うことが多いですが、英文法の【譲歩】では違うので、その点だけ気をつけてください。

例文は「疲れていたにもかかわらず、彼は英語の勉強を続けた」となります。以上が5つの意味の確認でした。そうしたら、次は少し実践的な話に移ります。

分詞構文は「てぇ」で十分

最初の方で分詞構文は簡単にした表現という話をしました。その最大の理由は、基本的には「てぇ」「でぇ」で全部をつなげてしまって大丈夫だからです。

たとえば4つ目の付帯状況の文をもう一度出してみましょう。

  • Looking for my book, I happened to find the picture.

この文って「いたら」じゃなくても、「いたとき」でも「いたけれども」でも意味が通じると思いませんか?

こんなふうに分詞構文の文ってそのほとんどが5つの意味の中でいろんなやつを使っても通じるんです。こういう明確な区別がない表現を、僕たちはよく使います。

そしてそういうときは、「本を探していて、たまたま見つけた」という言い方をしているはずです。「〜して、・・・した」と。

分詞構文はまさにこのテキトーな感じを表すもの。だから読むときも「〜て」でつなげてしまいましょう。分詞構文を理解するコツは、とにかく難しくないんだと思うことです。

分詞構文は前後どちらでも大丈夫

最後に、一応補足しておきたいのが、分詞構文は文の前後どちらにきても大丈夫なことです。

例文では全て文頭に置いたけど、Having〜moneyとI〜movieの位置が入れ替わっても同じ。これは分詞構文に限らず、文全体を修飾する副詞のカタマリ全部に共通することです。

たとえば「〜したとき」っていうwhenの文なんかもそう。文の前後どちらにきても大丈夫。ま、この点はまた話しましょう。

前後どちらにきてもカンマがほぼあるので、見つけるのもそんなに難しくないと思います。とにかく分詞構文は難しくありません。

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