関係詞とは〜【形容詞節を作る接続詞】が大原則

今回から関係詞の話に入ります。大きなテーマですよね。やることもかなり多い。

でも、「関係詞って何をするための文法事項なの?」っていう根っこの部分を押さえてしまえば、実は全然難しくありません。これは関係詞の大きな特徴です。

細かいケースがいろいろあって、どうしても話す量が増えてしまいますが、英語を読む中で出会う関係詞は、そのほとんどが基本を押さえるだけで簡単に読めるようになります。

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関係詞とは?

関係詞が大きいテーマである理由は、準動詞と同じでこれが総称だからです。

準動詞の中には不定詞や動名詞、分詞・分詞構文がありました。関係詞も【関係代名詞】【関係副詞】【複合関係詞】の3つがあります。

もちろん、名前が似ている分、準動詞よりはそれぞれの結びつきが強いですが、何が同じで何が違うのかが分かれば、もう7割くらい理解したと言って大丈夫。

なので、今回はまずその共通の部分として「関係詞とは?」という話をしていきたいと思います。次の2つの文にある[that]の違いが分かることが目標です。

  • I know that she uses the cup.
  • She uses the cup that I gave her.

2つの文をつなげて1つの文にするには

  • I know that she uses the cup.

1つ目のこの例文は、「彼女がこのカップを使っていることを知っている」という意味です。これは「私は知ってる」と「彼女はこのカップを使っている」という2つの文をつなげたもの。

この文に[that]があるように、2つの文をつなげて1つの文にするときは、そこに「接続詞」が必要です。まさに接着剤の役割をしています(ただしこの文では省略可)。

ではその[that]によってつなげられた後半部分、つまり[that she uses the cup]は、どのようにこの文の中に取り入れられているでしょうか?

何を聞かれているか分かりづらいと思うけど、[that she uses the cup]が文全体として[know]の内容を表していますね。つまり「何を?」に答える目的語になっています。

目的語ということは、この[that she uses the cup]は全体として名詞の働きをしています。文が名詞の働きをしているので、ここは名詞節ということになります。

このように、2つの文をまとめて1つの文にするためには必ず接続詞が必要であり、今回が名詞節になっていたように、接続詞によってまとめられた文は、何かしらの品詞に当てはまります。

ここまでを分かってもらえたら、いよいよ関係詞の話に入りますよ。

文の品詞が形容詞だったら関係詞と呼ばれる

  • She uses the cup that I gave her.

2つ目のこの例文は「彼女は私があげたカップを使っている」という文です。[that I gave her]が形容詞節として[the cup]を修飾しているものになります。

形容詞になっていることが分かりやすいように、前に出した不定詞の形容詞的用法の例文と比べてみましょう。

  • He has a good teacher to support him.
  • She uses the cup that I gave her.

「彼を助ける先生」&「私が彼女にあげたカップ」というように、[to support him]が後ろから前の名詞[a good teacher ]を、[that I gave her]が名詞[the cup]を修飾しています。

他の例文を見て自分で判断できるかは別として、[that I gave her]が形容詞節になっているということは分かってもらえたでしょうか。

このように、接続詞によってつなげられた文が形容詞節になることがあります。このとき、接着剤として使われている接続詞は「関係詞」と呼ばれるのです。

繰り返します。上で見た名詞節の文では、[that]はそのまま接続詞と呼ばれます。でも形容詞節になっている文では、[that]は関係詞と呼ばれるんです。

今回は並べませんが、もちろん副詞節になるケースもあります。そのときも名前は「接続詞」。とにかく、形容詞節になる接続詞が特別に関係詞と呼ばれるんです。

形容詞節の特殊性

なんで形容詞節になるものだけが特別な名前で呼ばれるのか。その話をして今回は終わりましょう。もう一度さっきの例文を見てください。

  • I know that she uses the cup.
  • She uses the cup that I gave her.

それぞれの文をもう1度分解してみましょう。上の文は[I know ○○]と[she uses the cup]、下の文は[She uses the cup]と[I gave her it]ですよね。

上の文だと、[she uses the cup]が[○○]の内容になっているので、そのままつなげればいいだけです。一方で下の文はつなげるためにちょっとした変化が起こっています。

それは日本語で分かることですが、「私は彼女にカップをあげた」が「私が彼女にあげたカップ」というように、語順が変わることです。

英語でもこの部分の内容を取り出すと、[the cup that I gave her]になっていますよね。このように、少しだけ加工をしなきゃいけないのが形容詞節の考え方になります。ちょっと複雑になる。

この「複雑になりますよ!」っていう意味を込めて名前が変えられているんです。それが「関係詞」。関係詞は形容詞、まずはこの大原則を覚えておいてください。

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