品詞の働き〜英語学習で最も大事な基礎知識

英語の勉強を始めたら、まずは何を目指すべきか。それは英語の土台である3つのお話を「分かった」と思えることです。分かりやすい目標を目の前に置きながら進めましょう。

「品詞の働き」「文型と語順」「動詞の区別」、この3つをきちんと理解できたとき、あとに控えているたくさんの英文法をきれいに整理する準備が整います。

そしてこれらが無意識に考えられるようになったときには、おそらく英語を自由に使いこなせるようになっているはずです。

だからこの3つを最初に押さえ、残りの文法を学んでいく中で「当たり前のこと」にしていく。普段意識することなく呼吸をしているように、当たり前にさえなれば無意識にできるようになっていきます。

それでは、最初の「品詞の働き」についてです。

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品詞とは

人やモノにはそれぞれ役割があります。リーダーはみんなをまとめたり引っ張ったりするし、元気を出したいときは補給役のRed BullやMONSTERに頼るでしょう。

同じように言葉にも役割があって、同じ役割を持っている言葉同士をまとめたものが品詞です。Red BullやMONSTERはともに「エナジードリンク」という品詞だよって言っているようなもの。

この品詞とそいつらの役割を知ることが英語への最初の勝負となります。でもその数はたったの5個しかありません。【動詞】【名詞】【形容詞】【副詞】【前置詞のついた名詞】、この5個だけ。

ものすごく大事なことで、でも数は多くない。確実に覚えようね。では、1つずつ見ていきましょう。

動詞の働きー「V」

まずは【動詞】です。役割としては一番簡単で、「動詞になる」とだけ覚えておきましょう。全然説明になってないけど、ここはこれでいい。

逆にこんな状態で済まされるほど、英語ではこの動詞が絶対的な存在。王様なんです。この点の詳しい話は文型のところでしていきます。

ただ、「動詞になる」だけじゃさすがにアレなんでもう少しだけ。

英語の動詞は日本語で言えば「述語」に当たるものです。一番最後に書く「〜する/〜である」のところ。英語で動詞を「verb(ヴァーヴ)」と言うので、略して「V」と書かれます。

名詞の働きー「S」「O」「C」「前置詞のO」

続いては名詞です。そもそも「これが名詞だ」と正確に判断できるでしょうか。確認のために次の3つの文にある名詞を全て挙げてみてください。

  • He is Mickey Mouse.
  • He loves Minnie Mouse.
  • He lives in Toontown.

どうでしょう。4つ(数え方によっては6つ)あるけど大丈夫?

まず3つの文全ての先頭にある「He」が1つ目。純粋な名詞ではなく代名詞というものだけど、これも立派な名詞です。

あとはミッキーとミニー、そしてトゥーンタウンでした。名詞は物事の名前になるもの。少なくとも「He」以外は大丈夫だったんじゃないかなと思います。

この4つは全て違う働きをしています。つまり名詞は4つの役割を持っているマルチなやつってこと。俳優であり作家であり歌手である星野源みたいな感じ。

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1つずついくと、最初の「He」は主語。「誰が」に当たるもので、英語で「subject(サブジェクト)」と言うので、「S」と書かれます。

次はミッキーとミニー。意味的にはこの2つは男か女かの違いだけだけど、この文の中での働きとしては全く違うものとなっています。

ミッキーは主語とイコールの関係になってることが分かるでしょうか。「彼=ミッキー」と言って意味変わらないでしょ。

それに対してミニーは「彼=ミニー」には明らかになっていません。イコールの関係ではなくて、動詞の「好きだ!」の相手です。

このように主語とイコールになるものを「補語(ほご)」と言い、complement(コンプリメント)の「C」で書きます。

「彼」だけじゃ誰か分からないから「ミッキーだよ」って付け足している。「意味を補っている語」なので補語と言われるのです。

そしてイコールにならないのが「目的語」。主語が何かするときの「対象」を表す言葉で、object(オブジェクト)の「O」と表記します。

最後のトゥーンタウン、これは前にある「in」という単語が大事。「前置詞」と呼ばれるもので、in・at・to・on・for・of・by・with…等、たくさんあります。

名詞の前にこれらの前置詞があった場合、その名詞は「前置詞の目的語」という働きになります。これはまた名詞とは別個に覚えてほしいので、後で改めて触れようと思う。

以上、名詞の働きと聞かれたら、即座に「S」「O」「C」「前置詞のO」と言えるようにしましょう。

形容詞の働きー「名詞を修飾」or「C」

3つ目は形容詞。形容詞は物事を説明する言葉で、日本語で最後に「い」がつく言葉が大抵これに当たります。たとえば「カワイイ」「ヤバい」「キモい」みたいな。

形容詞の働きは2つで、「名詞を修飾」か「C」。必ずこの2つのどちらかです。それぞれ以下のように使います。

  • The dog is white.
  • The white dog is Otosan.

もちろんソフトバンクのお父さんのこと。「白い」はもちろん形容詞です。

上の文はさっきのミッキーと同じように「その犬=白い」ということができます。だからwhiteはミッキーと同じく補語。形容詞も補語になることができるのです。

それに対して下の文は「その白い犬は…」となります。つまり犬の説明をその場でしてしまっている。こういうのを「修飾する」と言います。

形容詞が修飾する相手は、必ず名詞だってことを忘れないでください。ちなみに修飾語はmodify(モディファイ)から「M」と書きます。

副詞の働きー「名詞以外を修飾」

4つ目は副詞。今、形容詞は名詞を修飾するんだよと言いました。当然名詞以外の単語だって説明を加えたいことがあるよね。

たとえば「彼女は超カワイイ」や「彼は超勉強する」って言うケース。2つの「超」はそれぞれ「カワイイ」という形容詞と、「勉強する」という動詞を修飾しています。

このように「名詞以外の品詞」を修飾する場合、その単語は「副詞」と呼ばれるのです。名詞以外の品詞なので、副詞自身も入ります。

たとえば「彼は超速く走る」。「速く」が「走る」という動詞を修飾する副詞で、「超」はそれをさらに修飾している副詞となるわけです。

今挙げた3つをそれぞれ英文にしておきましょう。so・hard・veryが副詞として、cute・studies・fastを修飾しています。

  • She is so cute.
  • He studies hard.
  • He runs very fast.

前置詞+名詞の働きー「全ての品詞を修飾」

最後はさっき少し触れた名詞の前に前置詞がついた形。この場合は前置詞と名詞がセットで修飾をします。

「彼」とか「ミッキー」は何かを修飾したりしません。名詞は基本的に修飾語ではない。ただ、この前置詞がつくとセットで修飾語に変わるんです。だから別に覚えてほしい。

さっきの[He lives in Toontown.]という例文だと、in Toontownがliveを修飾して「トゥーンタウンに住んでいる」と読みます。

住んでる先ということでliveの目的語という考え方でいいじゃんって思うよね。でも、これは分けなければいけない。目的語でいいなら、別にinがいらないはずだから。

その理由はは3回あと、「動詞の区別」に回さしてください。とにかく前置詞の目的語は修飾語となる、これをきっちり覚えておきましょう。

で、形容詞や副詞のように、何の修飾語になるかということなんだけど、この前置詞+名詞はどんな品詞の修飾語にもなれるんです。

意味で考えなきゃいけない場合が多いので、前置詞+名詞を見たら、必ず何を修飾しているのかを考えること。

今回のまとめ

以上が英語の勉強でまず必要な「品詞の働き」でした。今回の話だけだとピンとこないだろうけれど、次回の文型を話す上では不可欠な知識。だから最初に取り上げました。

「品詞の働き」「文型と語順」「動詞の区別」の3つが揃って英語の土台が出来上がるので、ここは我慢して覚えてほしい。

最後に品詞の働きをもう1度まとめます。全て大事なので赤字にしたいけれど、修飾語は青字でまとめました。絶対に覚えましょう。

  1. 動詞:V
  2. 名詞:S・O・C・前置詞のO
  3. 形容詞:C・名詞を修飾する
  4. 副詞:名詞以外を修飾する
  5. 前置詞+名詞:全ての品詞を修飾する
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