分詞構文の作り方〜接続詞を取り、主語→時制を処理する3ステップ

分詞構文の作り方についてです。もともとどんな文が分詞構文に書き換わるのか、どう書き換えるのかというところをまとめたいと思います。

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どんな文が分詞構文の文に書き換わるのか

前回やった「お金がなかったので、私はその映画を観れなかった」の文、これは分詞構文でも書けるし、接続詞を使った文でも書くことができました。並べてみましょう。

  • Having no money, I couldn’t see the movie.
  • Because I had no money, I couldn’t see the movie.

前回も言った通り、副詞の部分は前後どちらにあっても問題ありません。だから【I couldn’t see the movie because I had no money.】となっても全然OKです。

この下の形は、【 I couldn’t see the movie.】というこの文のメインの主語・述語に、【I had no money】という主語・述語が、接続詞becauseによってくっつけられた文です。

このとき、【because I had no money】の部分は副詞節と呼ばれました。簡単に言えばそれがたとえ無くなってもメインの主語・述語には影響が起こらない部分のことでした。

「お金がなかったから」が無くなったとしても、あるいはたとえば「ツレが嫌がったから」とかに変わったとしても、「その映画を観れなかった」というメインの事実は変わりません。

ま、こういうふうに仕組みを考えたりしなくとも、ほとんどの接続詞は副詞節になるし、そうでないものは文法を一通り学習する中で必ず覚えられるから、この点は心配する必要はありません。

話は分詞構文に戻ります。この【because I had no money】のように、【接続詞+副詞節の文】の部分が分詞構文に変わります。

分詞構文の作り方3ステップ

そうしたら接続詞を使った文をどうやって分詞構文に書き換えるのか。これはたったの3ステップで済んでしまいます。簡単なので絶対に間違わないでください。

  1. 接続詞をとる
  2. 主語を処理する
  3. 時制を処理する

接続詞を取る

【接続詞+S+V…】が【Ving…】になるということは、接続詞がいらなくなるのは大丈夫でしょう。だからまずこれを取ってしまいましょう。

接続詞は【SV】のカタマリをつなげるもの。この【SV】のカタマリを「節」といい、一方【Ving】等の準動詞は【句】と呼ばれるのでした。

主語を処理する

次の作業は主語を確認することです。接続詞を使った文には必ず主語が2つあります。さっきの「金がない」文では、「私」が2つありましたね。

  • Because I had no money, I couldn’t see the movie.

この2つを比較してください。もし今回のように同じだったら、もともと接続詞があった方の主語を取ってしまう。違ったらそのままにしておいて大丈夫です。

時制を処理する

最後は時制を処理します。主語が2つなら、動詞も2つあります。この2つの動詞の時制を比べてください。

同じだったら接続詞があった方を【Ving】に、違った場合は【Having Vp.p.】の形にします。

以上で分詞構文の文が出来上がります。実際にやってみないと分からないと思うので、例文を使っておさらいをしてみよう。

接続詞の文から分詞構文への書き換え

主語・時制一致の文

  • When he saw the policeman, he ran away.
  • →Seeing the policeman, he ran away.

「ポリを見たとき、彼は逃げ出した」。完全に怪しいですね。まずは接続詞のwhenを取ります。

次に主語は両方とも【he】なので、1つ目のheを取ります。最後、時制も両方過去形で一致してるので、【saw】を【seeing】にしておしまいです。

この文から分かるように、過去形であろうがなんだろうが、時制が一致していれば【Ving】の形になります。

準動詞の時制で話しましたが、toVあるいはVingは主節とのズレしか表わせません。勝手に過去分詞とかにしたりしないでね。

主語不一致・時制一致の文

  • Because she was so cute, I fell in love with her at first sight.
  • →She being so cute, I fell in love with her at first sight.

「彼女があまりにも可愛かったので、私は一目惚れした」。分かる分かる。同じくbecauseを取るところからスタート。

主語が「彼女」と「私」で違うのでそのままにし、時制は同じなので【was】を【being】に変えて終了です。

【she being】が何か違和感あるけど問題ありません。

主語一致・時制不一致の文

  • Because I finished my homework, I have a break now.
  • →Having finished my homework, I have a break now.

最後は時制が異なるパターンで「宿題が終わったので今休憩中」。という意味です。

やっぱりbecauseを取り、続いて主語も取る。そして最後に【finish】を【having finished】の形にします。

分詞構文の【Vp.p.】はいつ使うか。

ここまで、現在分詞を使った分詞構文ばかりを見てきました。ただし、分詞には過去分詞もあり、それは当然分詞構文でも同じです。

では、過去分詞の分詞構文はいつ使うのか。それは以下のようなときです。

  • When it is seen from here, Mt.Fuji looks nice.
  • →Being seen from here, Mt.Fuji looks nice.
  • =Seen from here, Mt.Fuji looks nice.

接続詞の部分が受動態だった場合、もちろん分詞構文は【Being Vp.p.】の形になります。時制が違ったときはもちろん【Having been Vp.p.】。このどちらかです。

ここで1つ分詞構文に関するルールが登場します。それはこの受動態の文から作られたことによってできた【Being】および【Having been】は省略してOKってもの。

これによって初めて過去分詞の分詞構文が出来上がるのでした。

とにかく受動態の文は分詞構文にしたときに過去分詞から始まるくらいに覚えておけば大丈夫だと思います。

独立分詞構文とは

長くなってしまいました。最後「独立分詞構文」という用語を聞いたことがある人もいるんじゃないかなと思い、その説明を最後にして終わりたいと思います。

結論から言ってしまえば、これを覚える必要は一切ありません。なぜなら、これは分詞構文の前に主語が書いてある状況を指しているだけだからです。

つまり、主語が不一致だった文のこと。

今回、いろいろなパターンの分詞構文を作っていく中で、主語が異なるパターンを普通に処理できたでしょ?それだけでいいんです。

わざわざその名前を覚える必要なんてありません。以上。

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