復習の必要性とやり方〜初回の目的意識で効率が変わる

先生に習ったことや参考書を読んで知ったことを、確実に自分の力に変えるためには復習が欠かせません。

ただ、実際には結構サボってしまってたり、そもそも復習の必要性が分かってなかったりする人も多いでしょう。

今回は、改めて知っておきたい復習のやり方についてです。これから勉強をしていく人、やっているはずなのに定着しないといった悩みを持つ人、ぜひ参考にしてください。

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復習をしないのは、ただ単に「もったいない」こと

まずは復習をするべき理由からいきましょう。もう簡単に言ってしまうと、復習しないのは自分が損をしているだけです。

「エビングハウスの忘却曲線」って聞いたことあるでしょうか。ヘルマン・エビングハウスっていうドイツ人のおじさまが、人間はどれくらいの時間で忘れてしまうのかを調べたもの。

亡くなってもう100年以上経ってるのに未だにこうして話題に上がる、すごい研究です。

これによると、人間は覚えてから1時間後には約40%、1日後には約70%のことを忘れているとのこと。

この実験自体は意味もなく並べられた文字を覚えているかっていうテストをしたもので、習ったことがこんな勢いで忘れるわけではないけど、それでも十分目安にしていい数字だと思います。

ここから分かるように、復習をしていない人は頑張った分の70%を毎日毎日捨てているのです。70ってヤバいよね。

「毎日30%分進歩してるぜ!」って思える超ポジティブ人間ならいいですが、普通の人はめんどくさくても復習をする方が、70%を無駄にするよりも得だと思うのではないでしょうか。

早めに復習をすれば記憶が鮮明な状態で残るわけで、それをずっと頭に残していけるように、いいタイミングで復習をしていくのが望ましいのです。

1回目の復習は「どう覚えておくか」が大事

では、具体的にどうやって復習をしていけばいいのかっていう話。が、その前に復習には「初回」と「2回目以降」で違うっていうことをぜひ知っておいてください。

これを意識しておくと1回目の復習の目的が明確になって、勉強がすごく効率的になります。

たとえば、学校や塾で英文法を学んだ場面をイメージしてみましょう。テーマはとりあえず「動名詞のみを目的語に取る動詞」とかでいいかな。最低でも10分以上は先生が説明をしていたと思います。

この授業の中で、たくさんの情報を受け取ったはずです。特にこのテーマは英文法の中でもとても重要なものの1つ。動名詞って何なの?っていう本質的な話もあったでしょう。

でもだからと言って、全てを完全に覚えておく必要性はありません。簡単に言えば、その時間内に先生が話したことを一字一句正確に覚えておく必要はないわけですよね。

俳優をやってるわけじゃないんだから、2000文字以上を暗唱するなんて意味が無いに決まってます。

必要なのは、「【過去】【消極的】【一般論】といった内容を表すのが動名詞の役割で、だから[mind]の後ろには動名詞が来るし、同じような単語として[enjoy]と[avoid]と・・・があって、メガフェプス&ダパミクスで覚えておくと便利」っていうことだけ。

説明が10分あったとしても、覚えておかなきゃいけないのは今まとめた10秒分の内容だけです(もちろんここでは単語リストを省略しているから10秒になっているだけですよ!)。

これは授業じゃなくて参考書で勉強しているときも同じこと。書いてある説明をまるまる覚える必要は全くないわけだし、実際はみんな言われなくてもこんなことはとっくに分かっているでしょう。

この大事な部分の抜き出しをきっちりやる。1回目の復習で大事なことははっきり言ってこれだけです。「今回内容はこの状態で頭の中に入ってればいいんだ」、そういうゴールを先に決めてしまうことが1回目の復習で一番大事になります。

1分で確認できるようにまとめてみよう

1回目はとにかく情報の整理。どんな形が良い整理なのかは科目によっても違うけれど、1分で確認ができるようになっているかっていうのを1つの目安にしてみましょう。

さっきの動名詞の話は、16個の単語を全て挙げても1分以内に述べることができます。じゃあ不定詞だけを目的語に取る動詞は?っていう問いかけについても同じ様にまとめらるし、動名詞の全体像だって1分間で6個の記事に触れ、それぞれの記事を1分間で振り返られるようにしておけば完璧です。

このように全体像→細かいところっていうのをそれぞれまとめる形は歴史の復習でも力を発揮しますね。たとえば日本史の奈良時代。元明天皇から光仁天皇まで7人の天皇を1分間で挙げるのは全然忙しくない。

あとはまた1人ずつその時代に何があったかをまとめたら、もう奈良時代は完全に頭に入っていることになります。文化史を除いてるけど、文化史は文化史でまた同じ様にしてもらえればOKです。

このように、分量が多ければ全体と細部っていう段階を設ければいいわけで、とにかく1分以内で説明できることを意識して、学んだことを整理してみてください。

時間の制限を意識してまとめると、それだけでまず頭にかなり残ります。1回目は必要なことを抜き出すだけでいいと言ったけど、ちゃんとやるとそれだけで自動的に頭にけっこう残りますよ。

2回目の復習からが確認になる

1回目の復習で整理ができたら、2回目以降はそれを定着させるだけになります。エビングハウス氏が明らかにしてくれたように、放おっておくとすぐに忘れてしまうからね、それを喰い止めましょう。

1回目できちんとした形にまとめられているからこそ、パッと短時間で確認ができるし、短時間でできるからこそ回数もこなすことができます。

ちょっとずつ感覚を空けながら復習を繰り返すことで、必ず長期記憶として定着していきます。

あまり縛られる必要性はないけれど、新しくやったことは【次の日】と【3日後】・【1週間後】・【1ヶ月後】くらいには最低でも確認しておきたいところ。

とにかく、せっかくやったことをムダにしないっていう意識を持って復習に取り組みましょう。ちゃんと積み重ねることができたら、そんなに時間もかからないうちに、一気に成績は上がり始めます。

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